自分自身が実験台になる

誰しも失敗するのは避けたいと思ってしまうと考えます。が、その機会もないと身につかない時にどうするのか。
練習や体験が安心してできたらいいのになあ、と考えた事は何度もあります。

だからこそ、周りも一緒というわけではないでしょうが、安心して失敗する場を提供するために、私自身が実験台になるつもりで相手が体験する場を作っていくことはできないだろうかと積極的に行う事にしています。
その際にもう一つ大切なのが、「質の良いフィードバック」をすることではないでしょうか。

正直、実験台になって相手が体験から何を学んだのか、次にどう活かしていくのかを確認するのはドキドキします。
が、自分自身が気づかなかった点にも注目していることもあり、見守りたいなと思います。とはいえ、本質的な部分が抜けていると感じたら、問いかけをするだけでも良いですが、体験をさらに有意義にするためにも「ここについてはどう?」と問いかけることもできます。
その点に注意して次なる練習の機会があれば、それでよいのかなと考えています。
が、それほど時間が取れない場合には、相手が受け止めやすい言葉で、ありのままを伝える事が重要だと思います。

先日、コーチングの練習をしていた時に気づいたのは、「否定されていないが、私のために言ってくれている」という安心感があるとフィードバックも受け止めやすいということです。
日頃の関係性も大切なのだなと改めて感じます。
頂いた言葉を受け止めて、「私、そんな事していた?」と思う事もありますが、「そうなんだ。だったら今度はこうしてみようかな」と考えるきっかけになりました。
フィードバックは、その人が気づいていない点についてすることも大切なのかもしれません。

実験台となりながら、相手が受け取りやすい言葉を探していくのは本当に難しいです。十人十色だからこそ、その人にあった言葉かけを私は磨かせてもらい、相手は体験を得る。お互いに得るものがある事を認識して関わると実験台も相手のためだけではないと感じて行うこともできます。
少しでもお互いのためになるのであれば、進んで練習相手になっていこうと思います。

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