経験が人を育てる

子供がから教わった事。経験が人を育てるのだという事。言葉では育たないのか、育ちにくいのか検証はできませんが、それでも経験は大きいなと感じました。

子供が、今更ですが、宿題を早めにやるようになっています。どれだけ「早めにやった方がいいよ」と言ってもやれなかった子が、ギリギリになって苦労した経験を重ねて、「早いと気持ちも楽」と知ってからは、凄く早くやるようになりました。
「あの時に言っていたのはこういう事だったんだね」と。

それ以来、他の教えてきた事も思い出しているようで、「お茶碗のご飯は一粒でも大切に残さず食べようね」と言っていたのも、どうしたらこの箸で最後の一粒まできれいに食べているのか、今頃聞いてくるようになりました。
食べる時の姿勢
目が合ったら知らない人でも挨拶
笑顔で居る・・などなど。

特に生活面の振る舞いについては凄く細かく言ってきた自分自身を思い知りました。
これもまた、父親から私が受けた経験を、大人になってから教わっていて良かったと思っているからこそ、自然に押し付けていたのかもしれません。

子供はその場で聞いていた事は箸の持ち方くらいで、他は今大きくなってから、大切だと感じて意識し始めているようです。

私の場合には、父から教えられた時には聞かないと叩かれた。怖くてその場で言う事を聞きました。子供にはそんな怖い思いはさせたくないから言葉でたくさん教わって良かったと思っている事を伝えたけれど、言葉では伝わらないんですね。
でも、怖かった叩かれる思いは経験させたくなかったから、必死で言葉で伝えていた時期もあったように思います。が、ある程度の年になったら、経験から学ぶものなのですね。

コーチングも言葉のやりとりだなあと思うけれど、経験と結び付けたり、イメージと結びつけるからこそ言葉以上の気づきや学びを得られるんだなと改めて感じる事もできました。

誰かに何もできない無力さを感じた経験があるからこそ、何もできない日があると無力感に襲われてしまいそうで、何かをしたい。お節介にまた口を出したくなるかもしれません。
けれども、口で言うよりも、経験をサポートする。つまり見守る事の方が、相手のためになることだってあるはずなんですよね。

原点回帰。
ふと自分の大切な原点に戻れた気がしました。

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