自分じゃなきゃいけないということ

頼られる事が嬉しい私は、自分で抱えている仕事が多い時もありました。
が、ある事がきっかけで任せてみることを知ると、その方が「本来やりたかったけれど、手を付けられなかった仕事」に手を付けられるし、部下は育つし、こんなに良いことはない、と思うようになりました。

これも、経験して初めて感じた事で、きっかけになる出来事がない状態で、この考え方のシフトが起こせたかと言うと全く自信がありません。

ただ最近、10年先、20年先を考えてみたときに、やっぱり引き継いでおきたいと思う事がありました。
自分じゃなきゃいけない部分があるとしたら、この先を考えて、引き継いでいく事というのは、経験してきたからこそできる事ではないかと思うようになっている近頃です。

短期的に見るのは、新しい仕事を受け継ぐ側でもできてしまうのです。多少、教えることに時間を要したとしても、その人らしく形を変えながら、できちゃうんです。「なんだ、私要らないじゃん」ではなくて、先を見て今の仕事を考えていくのは、経験を積んだからできることなのだろうと凄く思います。

特に成長が遅い私は、早めに教え始めないと、相手にも負荷がかかるだろうなと思うから、じっくり時間をかけて関われます。そうすると相手が「負荷がそんなに掛からないように、時間をとってくれるのでありがたいです。」と言ってくれました。
良かったと思える事が増え、私もさらに先に向けて、自分がやりたかったことをじっくり考える時間も持てるようになりました。

まだまだ、頼りにされたい私が顔を出す事も多いですが、それでも後継が育っていく事は嬉しいものですね。
私ももっと先を見て、歩んでいきたいと思います。それが私にできることだから。

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