そのゴールは楽しいですか

仕事の成果を出すためには、求めているゴールがあります。
けれども、このゴールは、「いつ、何がでていればよいか」という事であるとすると、いくつも有るということです。

1ヶ月のゴールがあるとします。
そのためには、毎週、どのくらいまで進んでいればよいのか。これもゴール。
そのために、毎日何ができていたら良いのか。これもゴール。
たくさんあるゴールを一つに結びつけるものがあるとしたら、「何のために行っているのか」という事が理解されていないと、ゴールがいくつあっても疲れてしまうだけになってしまいます。

ただ、疲れないゴールがあるとしたら、一ヶ月先のゴールに向けて、今日のゴールがあると思えば、仮に今日のゴールが達成できなくても、明日修正をかけることはできるかもしれません。常に軌道修正ができることが大切なのではないでしょうか。

しかし、それが最後のゴールまで修正するという事であると違ってしまうこともあるので、気をつけなければなりません。
仕事で言うと、大きな目安が期ごとのゴールです。
期のゴールをずらすのは、経営に影響を与えることもあります。

だから、いくつもあるゴールのどこで軌道修正をして、ゴールを目指すのか。
それは、目的とずれてないのか。

自分自身が、これらの事を理解し、気にできるようになったのは、お恥ずかしながら企業に入って数年後でした。
最初は、企業で数字を見る機会が多くても、作業でしかなかったように思います。
でも、数字のしくみが解ってくると、事務業務の効率化なども楽しくなってきました。
お金を生み出せる部署ではないので、事務としては「利益」を生む事への貢献としての効率化が、ゴールになりました。
少しでも単純化できないか。
みんなも巻き込んで何か効率化できることはないか。

効率化はすぐには数字に見えづらいので、せめて1ヶ月単位でその効率化できていることを数値化できないか。
効率化の目安をどこにゴール設定しようか。
それが積み重なったら、どうなるのか。

自分なりに見えづらい部分を数値化して、ゴールを決めると、面白いことに今までの作業にダメ出しができるようになるのです。
時にそれは苦しいですが、改善の方法を模索し、結果に結びついた時の喜びはひとしおでした。

良く会社からのゴールに振り回されていると感じてしまう人は多いと思いますが、与えられたゴールだけに縛られすぎていませんか。
そのゴールを達成するために、自分が意識しやすいゴールって作れないでしょうか。
あくまでも会社のゴールを無視するのではなく、あなたが会社のゴールを達成するために、目安にできる他のゴールを作っても良いのではないでしょうか。

ゴールというのは、いくつも作れます。
切り口を変えれば、他の事でも確認できると思います。
与えられたゴールだから、その通りに結果を出すことを目指すとしても、そのゴールが苦しいものに見えるなら、自分なりに楽しくなるゴールの設定方法はないでしょうか。

マイルストーンのように、「いつまでに何を達成するか」だとしたら、企業の数字に縛られたくないですよね。
営業の時に、売上いくら達成しろ!という厳しい目標だけを毎回を見るより、私の場合は、「毎日A社の誰々さんに連絡をする」「週に何回は訪問する」など、自分の行動で見えやすい数字に変えました。この方が最終的な数字に繋がるし、日々「出来た」という達成感も味わう事ができました。
事務仕事は、これを効率化出来た時と出来てない時では、これだけ会社に貢献できたんだと見えるようにしました。

自己満足かもしれませんが、それが積み重なって成果に繋がります。
今の仕事も一緒です。
数字は縛られる感があって苦手と言う人もいらっしゃいますが、自分の達成感や自信にも繋がるものにもなります。

余計な数字に見えても、ゴールは沢山あっても良いのではないでしょうか。
ふと営業の数字に悩む人からの相談を受け、一緒に他のゴールを見つけながら、改めて「楽しいゴール設定」というキーワードをいただいたので、内容は振れられないので自分の体験も含め、書かせていただきました。

あなたも「楽しいゴール」を設定してみませんか。

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