無理しなくてもいいよ

「リーダーだからって無理しなくていいよ。」私が、小学生の頃に先生に言われた言葉。無理しているつもりはなかったけれど、この言葉、今なら解る気がします。

あるリーダーが、上であるべきと、責任を背負い、評価が苦手なのに、評価をし、コントロールしなくちゃと思い込んで頑張っていました。
「頑張ってますね」というと、いつも「はい」と笑顔で応えていたのですが、いつも張り詰めている糸が切れてしまうようできになっていました。

ある時に、「無理してないですか?」と尋ねると、「いいえ」と仰ったのですが、ちょっとしてから戻っていらして、「やっぱり無理しているのかもしれません」とお話しをされました。
聴いてみると、本当に「上司はこうあるべき」という思いが沢山あって、その上司像を演じきろうとされていたのだそうです。

普段のあなたはどんな人なんですか。
ふとその言葉を投げた途端、元気な笑顔というより、穏やかな優しい笑顔に少し変化しように見えました。
そのことを伝えると、本当は自分の中では違うリーダー像の方が楽だという事に少し気づかれたようでした。

次の機会にあった時に、その人は、無理して理想像を演じてない様子で、本当に部下に気を遣ってはいるけれど、楽に気を使うという雰囲気を醸しだしていました。
「smilecoachさん、ありがとうございます。あれから僕らしいリーダー像をみつけた感じで、楽なんです。
 おかげで、今までよりも部下を見ることに集中できています。今までは僕自身を見ていただけのように思います。無理って怖いですね。」
と、おっしゃいました。

小学生の頃の私も、リーダーってこうあるべきって思っていたものなあ。
先生はちゃんと見ていてくれたんだなあ。ふと、そんな事を思ったのでした。

無理しなくてもいいよ。
この言葉は、あなたらしく!という事だったのかなあと。

あなたらしさってどんなですか。
あなたは無理してないですか。

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