フィードバック。ありのままを伝えること。
けれども、それは、「目標に対して」であって、それが見えてないのに、フィードバックをすると・・・
納得できていない目標を決められて、それに対して、「これだけ出来てないよ」と言われる事は、ビジネスでは正直沢山ありますよね。
けれども、自分の成長という事に繋がるのであれば、その言葉を無視できないというのも体験してきています。
結局は、その人にプラスになると思って、フィードバックをしてくれるのだろうけれど、中にはほしくないものが含まれることもあります。
受け取りづらい何かがあるとしたら、それは受け取れない人の「何か」が原因なのかもしれません。
が、明らかにフィードバックを欲してない時に言われる事ほど、要らないものはないです。
例えば、自分の立ち位置が認識できていて、目標に対して、「ここまでしかできてない」「ああ、失敗してしまった」と感じていて、既に次の事を見据えて動き始めているのに、「ここまでしかできてないよね。」と言われるのは、既にちょっと前の事になっているのに、気持ちだけ蘇る感覚があります。
「せっかく前を向いたのに、どうして今さら?」と。タイミングが重要なんだなと感じた例でした。
他の例だと、リーダーが部下と共に歩もうと思って、成長に関わっているつもりが、知らない内に誘導していたのではないかという事に自ら気づきました。
部下は、もうリーダーとの関係をどう修復して良いか解らないで居ました。
リーダーは、自らの起こしてしまった事だからと、言葉を探しながら関わっているのですが、反応で、「部下との関係が後退してしまった」と感じています。
そんな時に、第三者が、「部下の◯◯さんが、あの時はショックだった。誘導された、と言っていましたよ。」と。
良かれと思って言ってくれたのでしょうが、第三者に言われても、関係は修復しないし、そもそも第三者に言われなくても感じていたこと。リーダーは言われたことに対し、「なぜあなたに言われなくてはいけないんだ」とショックを受けてしまいました。
この例では、誰が関わるのか、どういう立場で関わるのか、も大切なのだなと感じた例でした。
フィードバックは全て相手に受け止めてもらうために伝えるものではなく、その受け取った人が受け止めても、受け止めなくても選択ができるものなのです。
しかも、相手が欲してなかったら、それは言う必要のないフィードバックだと言うことなのです。
私も、こうした事があるから、「言ってもいいですか」「一言伝えたいんですが、どう受け取るかは自由です」などと前置きをすることもあります。
まだまだ、私自身も「やってしまった」という事もありますが、それは、相手の望む目標や成長に繋がっているのだろうか。
あなたが、その人に対し、信頼されている人なのでしょうか。
そして、必要な時に、必要な事を伝えているのでしょうか。
本当に、いつも難しいと感じています。
けれども、私自身も相手とともに成長していくために、逃げないで関わっていきたいと思います。必要なタイミングで・・・。
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