見えてない所を見るコーチ

昨日のクライアントさんとのセッションで、クライアントさんが仰った一言が「なるほど!」と腑に落ちました。
「セルフコーチング(自分で自分をコーチングする)の限界を感じました。やっぱりコーチが居るのはいいねえ。見えてない部分が見えるよ。」と。

これは以前から、セルフコーチングと、コーチングを受ける事の違いとして、別の観点から見えるから・・・という話しはしてきました。
が、クライアントさんの口からハッキリ伝えてもらうと、腑に落ちる感覚も違いました。

内容は守秘義務があるのでお伝えはできませんが、私に聞かれそうな事を予め考えて来て下さるので、私としては質問をする事も滅多にありません。
しかし、見えてこない部分を聴いたり、偏っていると感じている事を伝えたり、「この人なら今までならこう考えているだろうに、何が違うんだろう?」など、今までとの違いを伺ったりと、会話をしていました。

終わる頃には、「ウーン。考えた事のない所に行ったので、すぐに言葉にできない。次回までに考えてくるよ。」となったのですが、それがそのクライアントさんには心地よかったそうです。
自分で考えられることなら、考えてすぐに動ける。けれども、見えてない部分が見えてくる感覚があり、心地良い。と。

自分がコーチからコーチングを受け続けるのも、こうした違う視点からの質問やフィードバックをいただけることが大きいからです。
そのことによって、先の選択肢が増え、そこから選ぶ事ができる。しかも自分の枠を超えた事も含め考えられるからなんだなあと、クライアントさんの言葉で気づく事もできました。

私にとっても、コーチングの効果を感じられる良い時間となりました。
「見えてない部分はどこだろう?」という問いは、コーチをしている時の1つの視点でもありますが、これからも大切に続けていこうと思いました。

また、リーダーがコーチをつけるのは、自分に対して率直に言ってくれる人が居なくなってくるので、その点からもコーチをつけると良いと言われているのだろうと改めて考える事ができました。

あなたが見えてない部分はどこですか。
その見えてない部分を知るために、あなたは何をしていますか。

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