チームだからできる発想

昨日(2010年6月4日)は、同友会の勉強会でした。会員の会社を訪問し、その会社の場を借りてその会社ともう一社の2つの企業様について、SWOT分析を元に経営改善をしていこうと話し合う場でした。昨日は私も発表者でした。そこで感じたことは、チームだからこそ出来る発想もあるなという事でした。

先月もその事は感じていましたが、実際に自分が体験し感じたことでした。しかし、そこには前提があるように感じました。
1.発言者がありのままを話すこと。
  参加者も真剣に考えてくれるかどうかは既にこの時に伝わると感じました。
2.違う視点を持った人の集まりだからこそ、全く違った観点からの質問や発想が提案されること。
  分からないからこそ、その人が一人で考えている視点以外の視点を提供できるんだなと感じました。
3.同じような悩みを持っている人がいるというだけでも安心できること。
  一緒に解決しようという思いが生まれたり、一緒であることで今悩んでいてもいいんだなという安心感に繋がるんだなということを体験しました。

そんな事は分かっていると思う人もいるでしょう。しかし、頭で分かっていることと感じる体験は全く違います。
私は昨日の中で、「自分の価値をどう値段に反映させるのか」をいつも迷うという事を投げかけました。
すると、「それっていつも自問自答していることで、謙虚さが生まれたり、もっと良いものを提供したいと思ったりするんだろうから、僕もずっと自問自答しているし、いいんじゃないかなあ。一生問い続けるテーマなんじゃないかな」とその方の考え方を聴いて、今までの悩みが急に晴れていく気がしました。

そしてもう一つ。自分の理念について問われて、頭で考えてまとめてしっくりしていた言葉だったけれど、改めてその場で口にしたことで、自分の強い信念と使命に変わった気がしました。一人では出来なかったことです。
その場は会員各位ではなく、私にとっては「チーム」でした。そこに集まった人たちが何かのために一丸となっている。だからこそ、自分にこれだけのインパクトと気付きを与えてくれたんだと思います。

昨日の場をただの「いい話し合いだった」という感想で終わらせないように、形にしていきます。それが一緒に考えてくれた人への感謝の表し方かな。

今、多くのチームと関わっています。その人たちが既に感じているものかもしれませんし、これから味わうものかもしれません。けれど、一人では出来なくてもチームだからこそできることがまだまだあるんだという事を確信しながら、関わりを更に深めていきたいと思いました。

チームだからできる発想。
ただ、発想だけで終わったらいつか発想することもつまらなくなる。その後の行動が大切なんでしょうね。
まず動く。そしてチームに伝える。そんな事を繰り返していけたら、元気なチームになるだろうなあ。
体験を通して、また組織の活性化は楽しいなと実感している私でした。

あなたは一人で抱え込んでいませんか。
手伝ってくれる仲間は誰ですか。

コメント

  1. 菱田 峰高 より:

    中小企業家同友会の会員であり、所属が瀬戸地区という共通点で集まり、伊藤室というチームに分かれた小グループ・・・設営側に回る室長・副室長・発表者はもちろん、出席して会員発表を聴き当事者意識を持って意見交換に積極的に関わる姿勢がなければ、貴重な時間の意義も薄れてしまうでしょう。
     そこに“同じチーム員(仲間)”として、相手のことを思いやって真剣に課題や悩みを聴き、自分だったらどう考えどう行動していくか?を率直に語り合うことから、解決へのヒントや答えが見出されてくる会だと思わされました。

     次にお会いした際に、その後どうなったの?何か行動や意識を変えましたか?・・・と聞かれても答えに窮しないよう、気づいたら即新しい行動をスタートさせなければいけませんね!

  2. バルト リー より:

    先日はお疲れ様でした。

    改めて、小林さんのその時の実感を文字で見ると
    そんなふうに感じ、意識に変えていってるんだな~と
    再度教えられます。

    本当の意義でのチームとなることは、簡単ではないですが
    真摯な姿勢をお互いが感じあい行動を確認できれば
    素晴らしいチームとなるでしょうね。

    そんな雰囲気は充分でてますので、今後に
    自身も含めて期待に応えていけるよう頑張りましょう!

  3. coachsmile より:

    菱田峰高さん

    次回の「その後どうなったの?」ってところって大きなポイントですよね。
    次に繋がった人、関わる人への「ここで関わってよかった」につながりますものね。
    菱田さんは何を形にされますか。
    私は、悩まなくなった分だけ、仕事に集中しています。どう形にしてみせるかを考えておきます。

  4. coachsmile より:

    バルト リーさん

    全ての場が私に必要で、周囲の人にも必要な場だと感じているから、参加日程さえ合えば、参加し続けられます。

    自分のセミナーを続けようと思うのも、引っ越しても同友会を続けようと思ったのも、その場にいる人達との関わりがそうさせていると感じています。

    感じあうだけでなく「行動しあえる」と仰ったリーさんの言葉を、来月は菱田さんと形にしたいと思います。ね!

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