私が○○になれるセルフクエスチョン

セルフトークという言葉を知ったのは、鈴木義幸さんの本でした。その頃を思い浮かべるわけではないのだけれど、午前中に再度読んだ本だったので、自分の中での「セルフトーク」というよりも、「セルフクエスチョン」をご紹介したくなりました。

【参考図書】

さて、上記の本ではないけれど、いつも私の中では「質問」が浮かびます。自分の拘りが「セルフトーク」を生み、感情を生むことももちろん多々ありますが、それ以上に質問があるような気がしています。

例えば、誰かと居ると「この人は私に何を望んでいるのだろうか?」と自然に問いかけてしまうことがあります。これだと、正直疲れることが多かったので、疲れている時には「この人に私ができることは何なんだろう?」と考えるようになりました。
正直、思考の癖なので、私の育った環境の中で「無視をされ続ける」という経験がどんなに淋しくて辛いのかを学んだから、相手に嫌われないように自然に身についてしまった問いなんだと思います。だから、私の個性の一つなのかもしれないし、自分の大切にしたいものが分からなくなる言葉でもある気がします。それを、時に「自分が何をできるのか?」に置き換えるだけで、かなり楽になりました。

遅刻をする人に対して、仕事では「遅刻をするのはマナー違反」という拘りがあるからついつい怒ってしまっていました。しかし、お客様が遅れてしまった時には、「どうしたんだろう?」「何かあったのかな?」と問いかける自分が居て、心配していたので、基本的に穏やかな自分で居たくて、「どうしたんだろう?」と問いかけるようになりました。すると怒ることは無くなってしまいました。

このように癖であったり、自分をコントロールしてくれたり、いつも考えてしまう自分への質問ってあるなあと思います。その中で、私が凹んだり、体調が悪い時に使う問いだけを並べてみます。

【凹んだとき】
・今、私は何に反応したんだろう?
・今、私はどんな気分なんだろう?
・このことが私にとって何か意味があるとしたら、どんな意味があるんだろう?
・私、こういう時ってどう乗り越えてきたんだろう?
・私の尊敬するあの人なら、どう考えるんだろう?

こうして考えていくと、何となく自分を客観的に見られて、凹んでいる感情から抜け出せるような感覚があるんです。そして、そうした感情のあとに、前向きに自然となっていける気がします。
「なんとかなるさ」「これが底だったら、あとは勝手に上るだけだよなあ」
の前に、私は結構、こうした自分への質問を繰り返して、まずはそのどっぷり浸かっている感情から抜け出すことから始まっているような気がします。

無理に「これじゃいけない」とか自分を奮起させる前に、ちょっと抜け出すためのステップがあるだけで、楽になるような気がしています。これから、色んな体験をしていくのだろうけれど、それもまた意味があると今は思えています。
私はたまに「前向きですね」と言われるけれど、きっと根っから前向きなわけじゃないような気がしています。ただ、こうしたセルフクエスチョンを自分に与えているから、自然と凹んでいる状態から抜け出て、前向きになれる状態を作り出せているだけなのではないかと思います。

あなたは自分自身にどんな問いを投げていますか。
これから、どんな問いを投げていきますか。

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