分かったふりはしなくてもいい。

講師をしていて思うこと。それは、分かったふりはしないこと。


当たり前だけれど、教える側の責任もあると私は考えています。だから、綿密にやりすぎくらい準備するようになりました。適当に仮に伝えてしまうとすると、そのことを信じてしまう人が居るとしたら、それって申し訳ないじゃないですか。
これって講師の時だけかというと、実は仕事の時にも言えると思います。

上司は正しく応えなければという思いのあった頃は、本当に自分が情報を全て把握していないと判断ができないと思い込んでいました。
ただ、仕事が大きく違うのは、情報を一番知識だけでなく感覚で知っているのは、上司の私ではなく、部下なんですよね。
だから、どれだけ情報を入れても、私の判断が間違っていることも多いのではないかという事です。
分かったふりをして、指示を出さないようにと思うのではなく、一緒に間違えるかもしれないけれど、一緒に考えて動いてみるのが、仕事の場ではあるのではないでしょうか。

自分は講師としても、現役に近い状態で居るために、自分自身で組織を作ってみたり、所属してみたり、そのために動いてみたりすることで、組織の中での自分のあり方を何度も確認したり、試してみたりしています。
けれども、上司の時は、どうも間違っちゃいけないという思いのもと、頑張りすぎていた気がします。

全てはわからないことを分からないと言えなかっただけなんだと思います。

いいんじゃない?
間違ったら、早めに軌道修正ができれば。
いいんじゃない?
分からない事を分からないから一緒に考えようって言っても。

相手のために準備を精一杯している講師の自分も好きだけれど、それで完璧がありえないことも感じているので、全てを完全にやろうとしている自分のために言いたい言葉をあなたとも分かち合いたいと思いました。

今日は一日インプットと体験を重ねてきます。

コメント

  1. ともぞう より:

    こないだは、ご連絡ありがとうございます!
    実は風邪をひいてしまいました・・・自分が働くショッピングセンターが、節電に力を入れすぎていて、仕事していてもう蒸し風呂状態。で、仕事からあがって外にでてみたら、梅雨の寒さで汗が冷えて・・・。
     「分かったふり」。「ほとんどお店に来ないくせに、分かったような事を言わないでよ!」って、上司に対してずっと思っていました。青島デカの名言・「事件は会議室でおこってるんじゃない、現場で起こってるんだ!」が、私は大好きです。上に立てば立つほど、現場の意見を聞いてくれなくなるもんかな・・・そんなヒト、どう信じればいいんんだよ、と。
    今も、その思いはあります。なかなか、思いを浄化する、って、難しいものですね・・・
    ちなみに、私が「スタッフを理解するためのツール」として、密かに活用していたものが、実は「動物占い」です☆

  2. coachsmile より:

    ともぞうさん

    風邪の状態は大丈夫ですか?
    青島さんの言葉、確かに真似してよく言っていました^^
    途中からは言われる立場だったかもしれませんよね。

    動物占いですか。なるほど!

タイトルとURLをコピーしました