あれ?結構語れるかも、できてるかも・・・。

少しトライしてみると、「できるかも」「やれちゃうかも」「語れるかも」って、思った途端に行動が変わる。そんな体験を昨日(2010年6月10日)聞きしました。
ちょっと質問してみたら、答えてくれた方(今日はBさんにしましょうか)はつぶやきました。「あれ?語れるかも・・・」何があったのでしょうか。

昨日は、私がコーチとして関わっている人の部下と少し話をしました。その方は、「上司を何とかして欲しい」と以前は言っていましたが、最近上司との関係が良好だと言うのです。そこで質問をしてみました。
私 「上司との関係の何が変わったの?」
Bさん「いやあ、一番大きく変わったのは話を聴いてくれるんですよ。」
私 「へえ。どんな風に?」
Bさん「そうですね。決め付けなくなったし、怒りながら聴かないし、最後まで聴いてくれるんですよ。しかも、それで君はどういたいの?なんていってくれるんです。最初は戸惑ったんですけれど、報告のたびに聴かれるから、考えるようになりましたし、何より言いやすくなりました。なんていうか、相談しやすいから事が大きくなる前に話せるから、問題も大きくならなくなりましたよ。結局、僕にだけじゃないから、みんなが話しやすくなって、上司に情報も集まるようになったせいか、すごく上司が状況を把握してくれていて、お客様まで上司にあいたがるようになりましたし、そんな様子を見ていて、どこかで馬鹿にしていましたが、今は尊敬しています。ってか、僕、すごく語っちゃってません?こんなに上司の事認めているんですね。すごくないですか?」
私 「すごいね。前はどうにかしてよってよく言ってたものね。聴いていて私まで嬉しくなっちゃいました。聞かせてくれてありがとう」
Bさん「いやいや、上司をコーチングしてくれているからですよ。その時の関わり方を自然とまねしているんじゃないですか。人を責めるんじゃなくて、問題点だけを扱うから、攻撃されている感覚もなくて、相談がすごくしやすいですからね。」
私 「良かったね。で、Bさんは何か変わったの?」
Bさん「当然ですよ。僕も上司を見習うようになったし、できてるじゃん!って思わせてくれるから、次もっとやってみようって思えるようになって、以前よりやりがいもって動いてますよ。営業成績も上がってますから」
私 「上がってるんだあ。おめでとう」
Bさん「僕やりますよ!上司のためにも自分のためにも」

そんな事を話したのですが。ちょっと会話しただけでも、語れちゃう自分にびっくりしていました。それくらい上司への見方が変わっていたことに今まで気付かずにいたのかもしれません。あえて言語化することで、かみ締めたんでしょうね。そして自分の行動もまた口にすることで、できてるって認識を改めてもつことができる。そのことが、自分を動かす原動力になっている。

人って意識が変わるだけで全く行動まで変わってしまうんですね。
西田文郎さんの「かもの法則」って本もありましたが、「かも」って言葉は、次の行動を軽くさせる、ちょっとやってみようと思わせる言葉なのだなと感じました。そして、それを感じさせるのは、今できていることを認めることなんだなあとBさんとの会話を通じて考える事ができました。

あなたが今できていることってなんですか。
生まれてから今までにできるようになったことって何ですか。
いっぱいありますよね。
だったら、これからも「できるかも」(^^)

Bさんの上司の関わり方も参考にしてもらえたら、部下育成に繋がる「かも」

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