緊急時のリーダーシップ

先日2011年3月11日の大地震以来、まだ混乱が続いているけれど、こういう時のリーダーシップは普段と違うものが求められる部分もあると私は思います。

娘の小学校では4月からの進学に向けて、この時期に通学班長の交替があります。引継ぎをしたりできるようにでしょう。その交替が決まり、班会が開かれ、今までの集合時間より5分早くなりました。理由は学校に着いてからにゆとりがないからだそうです。朝、学校に着いてから友達と話す時間がゆっくりあった方が一日が楽しいからなんだとか。
娘はその話を聞いて、学校で友達と朝話す時間を想像したのでしょうね。昨日から「明日から早く行くからね」と早々に準備をし、今朝も早く起きました。

先のビジョンを共有でき、そのために何をするのかを小学6年生になる子が伝えてくれたことで、小学2年生になる娘が反応して、いつも朝はギリギリ動く子が早めに準備をしたのです。

リーダーの力ってすごいなと思いました。

そうした時に、今の地震が起こったときのリーダーシップを考えてみると、普段と違うものも必要な気がします。
先のビジョンもそうだけれど、今何をするのかを鋭く決断し、実行する力。つまりひっぱっていく力が必要な気がします。
大手企業様ではすぐに多額の義援金・寄付を決定していました。雇用や赤字などがどうのと騒がれていた最近までがうそのように、即決でした。
中小企業でも、節電のために工場休みの決定。更に東北地方へ応援に行くと決定したところもあります。
そこまではできなくても、今何をしたらよいか、決断しなければならない事もいっぱいあると思います。

いつもと違うリーダーシップかもしれません。「柔軟性」が必要です。
今、あなたに求められているリーダーシップは何でしょうか。

【私の好きな前の会社の社長の言葉メモより】

・経営者は役者だ!みんなが不安なときこそ、どっしり構えろ。みんなが安心しているときこそ、危機感を感じさせろ。

・社員が不安なときほど、自分が率先して動けばいい。それを見ている社員で何も感じない奴はいない。

・会社のことばっかり考えている奴の会社は潰れる。会社の先のお客様や自分のところの社員を大切に出来ない奴なら経営なんかやめちまえ!

社長に経営に関する相談をしに来る人も多かったのですが、その経営者に対し伝えた言葉なのか、それともその人たちに面と向かっては言えず、私の前で愚痴のように吐き捨てた言葉なのか分かりません。その時は過激に感じていた言葉だけれど、しっかり耳にめメモにも残っています。そして、今この言葉を思い出しました。
ふと伝えなければならない言葉のように感じたので、付け加えさせていただきます。

リーダーの重責の中、日々格闘していらっしゃる皆様には、「がんばっているんだよ」といいたくなる言葉でもあると思います。しかし、今頼れるのはあなたしか居ない。
社員も頼ってばかりではないでしょうが、あなたの思いが社員を動かすことだけは伝えさせてください。

リーダー(社員も含め一人一人がリーダー)の中のリーダー!

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