無理です、と言ってみた

基本的に「無理です」と言いたくない。期待されたものは何とかお返ししたい、という思いで仕事をしています。
けれども、さすがにコロナ禍で「ちょっと動けません」という事も言って、ご縁がなくなってしまった方もいらっしゃいましたが、それも仕方ないと思えるようになりました。この身一つで仕事をしているから、一つ無理することで他のお客様にもご迷惑がかかることもあると思うと、できれば断りたくないのに、そうせざるを得ないと自分に言い聞かせてお断りしたことがありました。

正直、自分の都合ですみません、という思いが消えるわけではないので、その後もご縁がある方々には、今まで以上のものをお返しできるように、良いものを提供するために何ができるのかも考えて、よりよいものを提供できるように精一杯関わってみています。その方々にもその思いは伝わっているようで、その方々に今の私は支えられていると思います。感謝しかありません。ありがとうございます。

けれども、その私もさすがに、そうした特殊な事以外では何とか応えたいと思っていたのですが、今月の繁忙期に、平日は身動きが取れない事が解っている方から、木曜日に提案書が欲しいと連絡があり、情報は後ほど。と言う事でしたが、連絡がなく、月曜にメールが来ていて、夜拝見し、水曜日に提案書を出して欲しい、と連絡がきたときには、その提案書に必須と言われる添付文書が作っていられず、「やってはみますが、多分無理ですよ」と連絡をしました。が、お返事がなく、とにかくやってみることに。けれども、水曜日も研修で朝提出しないと間に合わないです。睡眠時間は月曜日から2時間。昼間もずっとその場に集中しているので無理です。火曜日の夜中に、眩暈がしてきて、次の日の研修で倒れるわけにいかないので、「すみません。やはり無理でした。できたのはここまで。後はごめんなさい。」とできたところまでをメール送信して、1時間だけ睡眠をとりました。

水曜日もその人からは受け取れたかの連絡もなく、「怒っていらっしゃるんだろうな。でも、さすがに先週末に連絡くれていたらできたのに、月曜で水曜はないな。」と自分に言い訳をしながら、水曜日はやっとちゃんと睡眠をとる事ができたのでした。

金曜日になって、担当者からメールがあり、途中の状態でも提案書としては最低限の形になっているという事で、受け取りました。と報告が。正直、途中で出すのもきつかったけれど、「無理です」をまったく無理ではなくて、やるだけはやりました。で出せてよかったのかもしれないと思いました。
が、少々その方のやりとりに関しては、時間ができたらご相談してみたいと思いました。

それはさておき、「無理です」の言い方もちゃんと進捗が必要なのだろうと感じました。
その方のメールにも「遅くまで対応いただきまして、ありがとうございました。」とありました。そりゃそうです。夜中3時半過ぎです。朝早くではないだろうとお感じになったのでしょう。移動の関係で5時前には起きたかったので、メールのあとシャワーだけ浴びてやっと1時間寝るのが精いっぱい。次の日の研修の相手には関係ないことなので、研修中は研修に集中。さすがにその日の研修終わっての移動中は爆睡でした。そこまでしても、無理です、をやる前から伝えるのとでは違うのかなと思いました。

誠意が伝わる断り方が、コロナ禍でできていたのだろうか。ちょっと怪しいです。
今後に今回の体験を活かしていきたいなと思いました。

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