母の気持ちで接する

この時期はどうしても新入社員さん達と接する機会が多く、母のような気持ちになってしまいます。

今までも厳しめの研修をご依頼されることもあり、話すことは厳しめであったとしても、子供近いせいか一段と母親になってしまいます。
1日間或いは2日間しか接する事ができない内にできる事は本当に少ないです。
けれども、成長のために、現場で少しでも苦労しないために、少しでも早くプロになれるように、求められている事は都度違えど、できることを精一杯するまでです。だからこそ、すごく準備をしてきたことをその日に集約しようとします。

が、最近コロナも少し緩み、ワークを増やしたいのに、数年オンラインや、講義多めで、と言われてきて、元がどうだったのだろうか。と思う事や、聞く側も講義多めに慣れてきている状態で急にワークは厳しいだろうかと、ワークをしながら様子を見守る事が増えました。
入り込めずにいる人はいないだろうか。フォローに入った方が良いのか、今は見守る方が良いのか。それすらも見極めながら、本当に判断の連続ですが、忘れないようにしているのは「母」の気持ちです。

私の中の「母」は、成長を促すだけでなく、見守る事も必要で、手を出しすぎると依存させてしまいます。決してやさしいだけの母ではないのです。
何か戸惑っている人が居たら、状況は確認するが、必要以上に依存させない。社会に出る段階なので、もう「巣立ち」を見守る段階です。
必要最低限の知識とリスク、ルールを伝えて、体験して覚えていく段階で、手を出しすぎたら、これから、というよりも既に労働の義務を負った大人に対して失礼にもなると考えています。
せっかくここに集まってくださった方々に得する時間になるように母として全うしたいと思います。

時に厳しく、でも見守る。その思いを胸に秘め、今日からも続く新入社員の皆様への研修を全力で取り組みます。行ってきます。

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