考える時間が充分だと結果は違ってくるのか

考える事なく行動するのではなく、考えるけれど、考える時間をどのくらい取ったら良いか、という事を観察してみました。
実際自分の体験も照らし合わせてみたいけれど、偏ったものよりも、他の人たちの行動や結果、その満足度も確認していました。

まずは、結果をどこで判断するかによって違うという前提があります。
少し考えて行動してみながら軌道修正をしていくという人達は、考える時間は短いが、途中で考えながら動いて、最終的に良い結果にはなっています。が、途中を切り取ると、軌道修正するという事は途中での経過には満足していないようです。なので、最終的な結果は良いし、途中の部分はその方々にとっては、あくまで結果ではなく「経過」という発想です。
そのため、結果には満足度も高い様子が伝わってきます。

とことん考えてから動く人は、一回の行動の成果を結果として考える傾向があり、経過ではなく結果なので、「ダメだった」と言う話をされる場合もあります。成功すれば満足度はありますが、成功しても「当然の結果だよね」と考えられる方も多く、意外に満足度が高いとは言えないというお話をたくさん伺いました。また、失敗の時には、「次こそ失敗しないように」「どうしてうまくいかなかったんだろう」と考えてしまうそうで、これも満足度という言葉では表現できないそうです。

そう思うと、考える時間が充分だからこそ結果が良くなるというのではなく、あくまでも捉え方が影響しているのだなという事。そして、時間が重要ではないのだな、という事も改めて解りました。

アクションラーニングを学んで、1時間で行動計画を立てるのですが、「もっと話を深めたかった」と出る事もありますが、実際に長く話してみるとどうなのか試してみてくれた人が居て、結果はさほど変わらなかった。と仰っていました。興味深かったのが、「短時間で思考を揺さぶられると、その後も考え続けながら動くから、結局は行動自体は、行動宣言したものと違う場合もありました。が、長時間の時には考えつくした感があり、その行動でダメならダメなんだと思ってしまうので、行動する事に対する躊躇は、短時間で考えたときの方が少なくて、結果動いて分かった事に対して修正もできるし、前向きに取り組み続ける事ができた。短時間で、たくさん考える事の価値を知った。」と仰っていたのが印象的でした。

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