何がルールで、何が思いやりなのか

とうとう新人研修を請け負う時期がやってきました。
毎年、自分に問いかけるのは、「これはルールなのか?思いやりなのか?」
内容をただ教えるだけではなく、原点は人と協働するためのルールと、相手の事を思いやる気持ち、をどう伝え、表現していくのか。を一緒に考えてほしいのです。とはいえ、短時間の研修では一緒に考える時間は少なくて、結果的に「まずは体験してもらうためにも型を覚えよう」「基本的な考え方を理解しよう」にとどまってしまう事も多いです。が、私が関わり続けられるわけではないので、関わり続ける方々への前の日までのバトンを、どう次のまでに繋ぐのか。を求められていて、私の役割を全うする姿勢も見せられたらと思っています。

その役割を全うするためにも、少しでも長時間接する事のできる人達には、一緒に考える時間も持ってもらうようにしています。体験して、お客様の気持ちも体感することで、自分たちには何が必要なのかを改めて感じてもらう。その中で、この考え方がなぜ必要なのか。この型がどんな意味を持っているのか。思うだけでなく、言動で表現しないと伝わらないものをどう表現していくのか。形からであったとしても、ちゃんと感じながら納得して身に付けてほしいと思っています。

だからこそ、その場に応じた言葉が必要で、独りよがりになって伝わらない事もあります。その場その場に応じた言葉を適切に使えるように、語彙力もつけていきたいのにどうも伝わらない事があります。
そんな時にも「わからない事はすぐに質問してね」とルールを作ったところで、なかなか出てこない。私が察して確認するか、休憩時間に聞けるようにするか、私自身の思いやりも形にしないと見えないだろう。

伝える側の姿勢が試される時期です。日頃も同じなのですが、吸収力のある時期だからこそ、自分の関わり方が1日だとしてもその場に影響を与えているのは間違いないです。だからこそ、精一杯関わって、終わったら自分自身の事をねぎらう時間も大切にしていこうと思います。

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