みんな考えているんです!行動もしているんです!

昨日(2011年2月12日)は、企業の役職研修で、コーチング的コミュニケーションをテーマに行いました。非常に難しいという思いを持ちながらも、必死に取り組んでくださいました。そこでの前提がありました。みんな頑張っているんだなという事です。

それはどこでも思うのですが、中間管理職の人達というのは、プレイングマネジャーとして、非常に頑張っているんです。考えて、行動して、結果も出しているのです。
けれども、なかなか認められることもなく、仕事に行きたくないと思う日も多くあるのに、頑張っているんです。特に昨日の企業様に関しては、3年前に研修を行っていた関係で、その当時チームリーダーだった人達が中間管理職となって参加されている方も居ました。

つまり、その間に成果をあげ、認められて、役職をもらった人達なわけです。頑張っているんですよね。

にも関わらず、それ以上のことを求められて、許容量いっぱいでどうしようかと困っている。
その状況に居るときがやっと自分の仕事を部下に譲る決断をできる時なんだろうけれど、それでもみんなプレイヤーとしても、マネジャーとしても完璧であろうと頑張っている。苦しいだろうね。

部下を信じて仕事を渡し、成り行きを見守ってあげる関わりをすることも大切な事だと私は体験から思います。コミュニケーションを取る時間を無駄だと思ってしまうでしょうが、ある人は毎週チームで1時間の時間を取る人もいました。その差は結果にも現れてきます。

部下が自分で考えてくれるようにかかわりは増やすけれど、任せてみる。放任をしないで、関わりだけはしながらも、自分でやってみてもらう。それがいいかもしれないのは分かるけれど、できないと思い込んでしまう。

結局、どれも完璧にやろうとするから、全部抱え込み、辛くなってしまっているんですよね。

けれど、それは中間管理職が通る道なんだと思います。ちゃんと見ている人は居るから大丈夫です。
安心して、何かを部下に任せてみてはどうでしょうか。あなたは充分に頑張っているのですから。

それ以上抱えすぎることで、全体像が見えなくなってしまったら・・・。
毎日忙しいことで、チームを自分の思うように誘導しようとして、部下の力を信じられなくなっていませんか。
自分を追い詰めて苦しくなっていませんか。

その思いも何となく分かります。
けれども、今が「管理者」になるチャンスですよ。
ちょっと任せて、関わる事で見守ることに挑戦してみませんか。
部下も忙しいけれど、任されるって嬉しいものでしたよね。体験しているからその部下の気持ちもわかってあげられるんじゃないでしょうか。

ちょっと頑張りすぎている中間管理職の皆さんへ、メッセージを送りたくなりました。

あなたは充分頑張っています。
その頑張りを管理者として、違う頑張り方に変えてみませんか。

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