リーダー!世の中不景気のせいでしょうか?

昨日(2011年2月4日)の中日新聞を読んでいたら、トヨタ自動車系の3月~12月期の決算が増益の会社が半数以上であることが掲載されていました。また、来年の賃上げが全国平均で40%弱の企業で実施されることが報告されていました。こうしてみてくると、本当に「世の中は不景気だ」といい続けていていいのでしょうか。

確かにまだまだ景気は厳しいと、知り合いの税理士さん、会計士さん、社労士さんも仰います。けれども、対策として何かを講じ、増益や社員確保の対策をとっていらっしゃるであろう様子も見えてきます。
私のコーチングのクライアントさんも「○○○%売上げ増です」「今受注が多くなってきました」「利益が生まれる体質になってきました」という対策後の報告も伺っています。

「景気のせい」と逃げてしまうのではなく、今既に持ちこたえていることだけでもすごいじゃないですか。あとは景気が上向いてくるとしたら、その時点ですぐにダッシュできる体制は整っているのでしょうか。今、できることが手を尽くせたというのであれば、今度景気が上向いたときの対策は?

昨日に引き続き、前の職場の話しであり、ずっと利益を上げ続けるとある企業様の雑誌でも取り上げられた話しでもありますが、「景気がよいときには、先も当然見ていくけれど、景気が下向きになった時のたくわえをしなさい。返せる借金は返しなさい。景気が悪い時は、金利が低いから借金をして、次の景気が上向くときの準備をしなさい。蓄えたものを遣いなさい。」と教えてもらいました。
景気も波です。落ちたら落ちっぱなしじゃないのです。

確かに厳しいのかもしれません。けれど、今あなたの会社が残っているとしたら、本物って認められたってことじゃないでしょうか。淘汰された中で生き残っているのですから。
だったら、その本物であるあなたの企業が、景気が上向いて受注が入り始めたときに、準備ができてなかったら、せっかくの機会を逃してしまうかもしれません。

次の手を考えるのがリーダーだとしたら、今やっていること自体すごいんですから、自信をもって次の策を考えませんか。今だけを見なければならない現状があるのかもしれません。けれども、今だけ見ていたら、本当にあなたの企業の本領が発揮できるときに発揮できなくなってしまいますよ。勿体無い!!

「不景気だからしょうがない」んじゃないんです。不景気なのにやっていられるあなたの企業は本物。だからこそ、「不景気だからできること」を探してみませんか。

ちなみに私は昨年、岐阜に事務所を持ちました。栃木に続き二つ目をこの不景気の時期に?と笑われましたが、これも教えがあるからこそできた私なりの「不景気だからできること」でした。かなり勇気が要りましたが、不思議と良い流れですよ。誰でもが集まれる場をこの不景気に持ちたいのですが、まだ半端です。これはずっと先に延期ですね。やれることには限界はあるかもしれませんが、その限界を今だけを見て決めるのではなく、先を見て考えると、全く違った「チャンス」に見えてくるから不思議でした。

あなたはこの「チャンス」をどう活かしますか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました