言いづらいことも伝える

人は経験から学ぶとよく言われますが、本当だなと思います。

かなり前のことですが、言いづらいことがあって、でも伝えなければならないことだとはわかっていて、躊躇している間にどんどん自分だけが苦しくなり、相手はそのことにも気づいていない様子でした。

とりあえず相手がどんな状況なのか、無理させないようにと思い、周りの人の中で信頼している人に確認してみたら、なんともない様子でした。が、信頼している人も、私が言いづらい相手と仲が良いわけで、どうも私が悩んでいるということが伝わってしまったようなのです。

人伝いに知るというのは不快ですよね。
結局、次の時に意を決して話した時には、相手も不快感を口にされて、「あれ?おかしいことをしていたのは相手だったはずだったんだけど、直接向き合うタイミングを逃したことで、私が悪くなっている?」と混乱しながらも、謝っている私がいました。

最終的に、言いづらかった内容自体は解決したのですが、その方や相談した方との信頼は、別の内容に取り換えられて縁が遠くなってしまいました。

「ほかの誰かに相談する前に、ちゃんと言ってください。」と言われたのはごもっともだったので、その時のことは何年経っても忘れられません。また、他の事にすり替えられてしまった事で縁が遠くなるというのも本当にショックでした。今となっては、自分が直接、すぐに言わなかったことが原因だったから、相手のせいではないなと理解していて、当時の自分を守ろうとしていたかもしれない考え方はなくなり、ショックだった感情と情景だけが残っています。

その経験のおかげで、コーチングのフィードバックも躊躇わず言えるようになりました。殊にお金などが絡むときにはすぐに言おうと思えるようになりました。

言いづらいことが言えない時って、自分を守っているか、相手の衝撃を慮って言えなくなっているのだと思いますが、時間を置くことで良くなることはほぼないように感じます。
言いづらいことほど、勇気がいるのかもしれませんが、伝えてみませんか。

それで、「あれ?思ったよりも何ともないな」と思えたとしたら、これも経験から学ぶことになると思います。
経験のないことは不安かもしれませんが、今からの経験から学べるよいこともあると思いますので、ぜひ言えない人ほど一歩を踏み出してみませんか。

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