受け止める側優位なのか

ハラスメントと言うと、なんだか受け止める側がどう感じたかだから、コントロールできないと言われがちだけれど、本当にそうなのでしょうか。

コロナ禍でコミュニケーションがどりづらくなってしまったこともあると思いますが、意外なことに、入社3年以内の方々に「こんな先輩や上司の関わりが嬉しかった」と言う場面を聞くと、「フォローをしてくれた」「丁寧に教えてくれた」と言う声よりも
「食事に誘ってくれた」
「気づいて声をかけてくれた」
「名前を呼んで、声をかけてくれた」
「ダメな時には、ちゃんと止めてくれて、教えてくれた」
などが多いことです。

単に優しさを求めているだけでなく、まずは仲間って認めてくれたこと。ちゃんとダメな時にも気づいてくれること。などがありました。
これは、受け止め側によって違う部分はあるのかもしれませんが、その時その時に「見逃さないで関わってほしい」んだなと私には感じました。

とは言え、上司や先輩も自分自身の業務もあるので、タイミングよく関われるわけではないのですが、上記の経験を最初のころにした方々は、その上司たちに時に叱られても、自分のために言ってくれている、と受け止める事が出来ているのだそうです。

つまり、日ごろの関わりで、受け止め側の受け止め方を変える事は出来る、と言う事ではないでしょうか。

日常の挨拶など、しっかり関わっておき、業務ではしっかり指摘事項があれば指摘もしてあげる。後から「知らないかった」と言われなかった事に気づいて信頼関係をなくすよりは、ちゃんと伝わるように指摘をしてあげたらよいので、まずは日頃の関係性を作ることで、受け止め側優位にはならないように思います。

時間もかかるわけではないので、一段とそうした日頃の関わりを大切にしていき、お互いの個性を尊重しあえる仲間になっていきたいものですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました