定義を掘り下げるだけで奥深い

コーチングって何?と聞かれて、一応定義を伝えてみます。

「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築く事」(国際コーチング連盟の倫理規定より)

思考を刺激するのではなく、し続ける。
創造的なプロセスとは何か。

それらを通して、可能性を「公私において」「最大化」するために、「パートナー関係」を築くこと。
一つのキーワードを掘り下げても、受け取り方は様々で、理解するにも、自分自身がコーチとして「刺激し続ける」存在であるためにも、相手だけでなく、自分自身を磨いていく必要があるという事。

これは凄く大切だなあと、改めて倫理規定を読み込んでいました。

体験をするから感じられるものもあれば、体験を重ねたからこそ違う視点から考える事もできると思うと、本当に奥深いなと思いました。

先日、ある会合をオンラインで朝7時から行ったのですが、「おはようございます」と挨拶をするのが当然と思っていたけれど、ふと「オンラインだから、海外の方もいらっしゃるよなあ。何時なんだろう?」と思い、海外から参加の方々の確認をするといらっしゃいました。しかも時間は夕方。
合わせて「おはようございます」と返してもらっていたけれど、そもそも挨拶を変えなくちゃならないのではないか。

いらっしゃいませも違うし、んん?
悩んでいても挨拶ができなくなってしまうので、海外からご参加の方に聞いてみました。
すると、「日本の場で行っている事は解っているから、おはようでいいですよ。でも、終わりの良い一日をお過ごしください。と言うのは、もう終わりだよって突っ込みたくなるから、お疲れ様でした。で良いです。」と。

そっかあ。
聞いて確認するのが一番だなあと思っていたら、終わってから他の参加者から、「時間さえ確認しないと挨拶も変わるんですね。ちょっとオンラインの時は気を付けたいと思いました。」とコメント。
視点が一方向になっているかもしれないけれども、当たり前の事は問えない。問う人が居て気づくことができる。違う人が関わり合う価値を感じると仰って下さったのは、「思考の刺激」になるだけでなく、人が関わる価値を教えてくださった気がしました。

コーチングだけに関わらず、日頃から当たり前を当たり前じゃないと気づく事も大切だなと思いましたし、関わりを通してそのことを得られると言うのは痛感しました。

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