言わないと伝わらないことが多い

相手をどれだけ観察しても、確認しないと解らないです。下手したらその本人さえ無意識であることもあります。

ふと家族はなぜこれだけ言い合えるのか。と考えると、確かに「身内」と言う事はあるかもしれません。
がそれだけでなく、「こうしてほしい」「こう思った」を伝え合って、時に喧嘩もしながら「良い塩梅」を見つけていけるからではないでしょうか。

部下に言いたい放題言われる事をなめられている、と表現される方もいらっしゃいますが、「部下が言いたい事を言える環境を作っている」と考えると、本当に凄い事だと私は思います。

後から反省をしてしまう私は、「部下に言いたい事を言わせてあげられなかったから、こんな風に爆発させちゃったんだ。」と思う事がありました。たまりにたまってからしか言えなかったんだあと。
それ以降は、言える環境は作っていこうと、何気ない会話も大切にしました。足りない部分もさらけ出しました。助けて欲しい、と素直に言いました。

私も完全ではないと知って居ても「上司だから」と言えない人達が、私に言いたい事を言ってくれた時には、きつい事のはずなのに、嬉しい気持ちが大きかったです。
なので、言ってくれた事に「有難う」と言った後に、私が変えられる所は変える事にしました。すぐに。
でも、私なりの考えがある時には、それが伝わってなかったという事なので、感情は受け止めた後で、私の考えも伝えて、伝わりやすくするにはどうしたらいいかを一緒に考えてもらいました。

今も同じです。
手痛い指摘をされることもあるけれど、それは私にはありがたい事です。改善する機会をいただけるからです。
けれども、言わない人の言葉も汲み取りたいから表情から気になる人には声をかけたい。対面ならできるけれど、オンラインだとこの時間が取りづらく、今はこの言葉にして下さらない方々の言葉をどう汲み取っていくかが、本当に難しいと感じています。

言葉にしないと解らない事が多いからこそ、言葉に表現してもらえてないことをどう表現してもらうのか。無理やりではないにしても、言いやすい環境をどう作って行くのか。これからも模索していこうと思います。

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