相手を思うというのがズレてしまう

今は忙しいから連絡は邪魔になるだろう。
今は聞ける状況じゃないな。
相手を思って決断しているつもりでも、結果としてズレている事があります。

何でもっと早くいってくれないの。
ちゃんと連絡してよ。
言われてから、「良かったの?」と思う事があるのは私だけでしょうか。

それでも今でもやってしまうことがあるのだから、きっと相手の状況の問題ではなく、私自身の問題なのでしょうね。
「邪魔者扱いされたくない」「怒られたら嫌だな」「他にもやることはあるし、いいか」などなど、本当は私の中の他の気持ちや考え方が見えてないだけなんだろう、と思う事も、後から振り返るとあるのだから不思議です。

私が運が良いのは、「こうしてほしかった」「こうしてほしい」と言ってくれる人達が周りにいてくれるから、振り返る事ができます。また、ズレも修正ができます。

が、大半の方々が、ズレたままのコミュニケーションを交わしているのではないかと最近よく思います。
「それって相手に言われたの?」「いいえ」
「確認したことある?」「ううん」
「そっか、そう思われているんだね。」「違うかもしれないけど」
私と同じで、ネガティブな結果を予測しているのでしょうか。結局ずれている。そして、相手も「ああ、そんなに興味ないんだな」「連絡くらいできないの」などネガティブな感情に陥って、あえて口にしては来ない。

心理的安全性というのは、そうしたズレを口に出せる環境を作る事なのかなと思いますが、ただただ環境を作ればよくなるかというと、自分がどう考えているのか、自分がどう思っているのか、などもしっかり向き合わないと、相手に伝えるものもまたズレてしまうのではないでしょうか。

環境を作る事に加えて、私は自分を振り返る時間も必要なのではないかと感じています。
そして、それを言葉にしていくことで、軌道修正ができるズレの確認ができるのではないでしょうか。

そもそも「ずれてるね」という確認自体は、良いも悪いもないはずなのに、何かずれちゃいけないと思う事自体、私達は縛られているんだろうなあ。
私達は、もう少し「ずれているみたい」と言えるような関係性も、場も作っていきたいですし、何より「ここがずれている」と明確に伝えられるくらい、自分の事を振り返る時間を少しでも取っていきたいものですね。

と、言いつつ、相変わらずその場では「ずれているかも」という事さえ気づかなくて、毎回「迷惑かけちゃうかも」と、人に迷惑をかけることが嫌いな私は反応してしまうことを日々繰り返してしまっています。ここから抜け出すには、何が必要なのかなあ。模索中です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました