これは昨日までの4つではなく、5つなのかなと思いながら、敢えて外したものです。
と言うのも、完全に男性リーダーにも居るなあと思うからです。なので、おまけとして書いてみます。
それは、何を軸に言葉を発しているのか。です。
チームのため？
会社のため？
お客様のため？
言葉ではそう言っているけれど、特に部下はその辺りに凄く敏感で、「完全にあなた自身のためでしょ」と伝わってしまうのです。
業務中、お客様が転んでしまいました。
お客様に対して、「申し訳ございません。××さん、私さっき〇〇しておいてって言ったよね。どうして〇〇してないの。ほんとにうちの者が申し訳ございません。」と発しました。
部下は、「手が離せない時に〇〇しておいてと言われて、まだ数分ですよ。その時に本当にお客様の事を思うなら、ご自分で直せる事でしたよね。なのに、お客様の前で言う必要ある？まずは、お店としてのお詫びだけで良くない？確かに私も良くないだろうけれど、それが最初に言う事？自分の保身じゃん。」と思ったそうです。
あまりにも上司に対して不信感がありそうなので話を聞いたら、直近であった事をそのように話してくれました。その上で、「今回だけではなく、ちょくちょくあって、私だけじゃないんです。だから、あの人がリーダーの間は離職者多くなると思いますよ。私も辞めたくなっているし。」
離職者に関しては、本部に確認をさせてもらったら、確かにそのリーダーになってからの離職者はどんどん増えているようなのです。話してくれた人に本部に伝えて良いか確認したら、良いと言うので、私からは部下たちの話を聞いてあげて欲しいとお願いをしました。
と同時に、リーダーに関わらせていただきました。私の仕事はリーダーの評価ではなく、リーダーの育成です。凄く良い点がたくさんあるからリーダーになっているのに、勿体ないなと思うと、リーダーをそのまま放っておく事もできなかったのです。
今も関わらせていただいていますが、ご自身で「保身のつもりはなかったけれど、確かにそう感じる言葉だし、私自身駄目なリーダーと思われたくない。と思っていて、そう思われないように結果として自分しか見えてなかったのかも。」と仰っていました。
認識された事で、ご自身と向き合い、どこに視点を向けたら良いかと考えて、挑戦中です。
しかし、こうした360度フィードバックでは言えないけれど、本当は部下たちが思っている事が聞こえてきたことによって、変わるきっかけを持ったリーダーも居ます。
私自身も、駄目と烙印を押されてしまった部下のおかげで、こんな事ができました。と駄目烙印を押した上司に報告したところ、「smilecoachさんが裏で手伝ってあげているんでしょ。とは言え、こんな事できる人だったんだね。」と言ってもらったとき、いくら私が「こういう事考えてみて欲しい」とお願いしたにしても、それがちゃんとわかっちゃうし、部下の事も認めてもらうことができて嬉しかった体験があります。
上司はただでさえ目立っちゃうので、部下が良い事で認めてもらえるように振る舞える事で、結局上司も一緒に評価されていくし、チーム全体も良くなっていくのだなと感じています。偏った考えかもしれませんが、いかがでしょうか。
リーダーとして学ぶべきスキルはたくさんあると思いますが、資質というのは、リーダーではない時から磨けるものだと思います。少しずつ磨いて行けたらよいですよね。
コメント