あれもこれも教えるけれど・・・

研修をしていて思うのは、あれもこれも教えるけれど、一度に教えられても意識は全部に向けられないから、日頃どれだけ一つずつであっても続けていけるか。周りの人の協力も必要だろうと言うことです。特に新人は、覚える事だらけなのだから。

私にできるのは、職場内に居たときには、その場その場で意識してもらえるように声をかけたり、できるようになったら褒めたりと日常的に関わる事で、継続して身に着けるまで見守れたのですが、研修はきっかけの提供に過ぎないなあということ。

そのきっかけの中で、イメージを持ち、できれば使えるようになって欲しいと練習したりするのですが、一日関わって、帰る瞬間に元に戻っていたりすると淋しくなる時もあります。

なので、定期的に、継続的に研修で関わらせていただくことができると、分けながら、とにかく身に着けていただけるように関われることと、次回までにこれだけはやってみよう、と意識することを決めて関わることもできるので、「継続」「身に着ける」ために何ができるのかを考えて関われます。
定期的にフォローを私がするのか、職場がするのか、と言ったら、圧倒的に職場のフォローが重要だと思うと、研修内容を職場の人達に伝える事も大切なのかなと思います。バトンを渡すようなイメージでしょうか。
そこまでできるようになったらなあ、と思える近頃です。

あれこれ一度に教えたくなっちゃう自分も居ますが、一度には身につかないんですよね。人は意識を焦点化してしまうものらしいので。外部からできることには限界があるけれども、外部がするから良い事もあり、その良い点を活かせるような関わりを考え続けていきたい。