伝える言葉の選び方

伝える時に何が伝わるのでしょうか。
言葉以上に「誰が」「どのように」伝えるのかと言う事が大きく影響しているように思います。

そうなると、その時の言葉の選び方も大切なのですが、日常の会話での言葉の選び方やあり方が凄く影響をしているという事を改めて感じています。
ある受講生が、「あの人は、日頃の挨拶が大切って言っていたけれど、朝も挨拶してくれないし、言い方も適当。その人が言っても説得力ないと思いませんか。」と休憩中に質問してきたのです。

ご担当者の事でしたので、そうなのですね、とお伝えしましたが、その後受講者とのやり取りを聞いていると、「〇〇さんは、××さんより早いよね」と比べる発言が多いのです。挨拶は解らないまでも、きっと受講生は比べられている事に対して、本当は何か言いたかったのかなあと想像しながら聞いていました。
「〇〇君は優秀だなあ」とその場で話した途端に、先ほどの受講生(褒められた人とは別の人)が下を向いて、筆記用具を一旦置いてしまいました。

伝えるのも、ご担当者の方は、褒めるつもりで仰ったのでしょうが、受け取る側には、そうは聞こえていなかったようです。
しかも、日頃に対しての不満もあるから、一段と反発心に変わってしまっているのが見えました。

すぐに「それぞれの個性がありますからね」とご担当者様にも聞こえるように伝えましたら、「そうだね。それぞれだね。」と仰って下さって、下を向いた受講生もまた前を向いてくれました。

その時はたまたま受講生と、ご担当者様の事ではありましたが、私自身も同じようなことをしていないか、言葉選びには気を付けたいなと思いましたし、日々あっている人ではない方々にお会いするので、お会いしてから帰られるまでの間、気を抜かないようにしないとなと気が引き締まりました。

今日からの一週間もまた頑張ります。

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