先日、ハッとさせられることがありました。
ある企業様のフォローアップのつもりもないですが、相談されたら、相談にのりたい。今まで関わってきて、その後にもうまくいってほしいし、気持ちの支えになれるのなら、と思い、関わりを続けていました。
が、ご担当者様や経営者様から、「相談にのってもらえるのなら、ちゃんと報酬を少しでも良いので支払いたい。」とお申し出がありました。有難いことではありますが、本当に特別な事でもないつもりで居たので、気になさらないで欲しいとお伝えしたのですが、やっぱりそれでは良くないと思う、と仰られるのです。
その時に、「頂いてしまうとしたら、もう少し関わり方を密に、積極的に。」と思う自分も居て、無償だから適当にと思ったこともないのですが、報酬を頂くとなったらと考えた瞬間に、責任が発生するように感じた自分が居ました。
先方も、どこまで甘えていいのかを躊躇しながら居るよりも、ちゃんとお支払いをしたほうが相談がし易いと仰って下さった時に、「そっかあ、好意であっても、お互いに気を遣ってしまう関係性になってしまうんだな。」ということにも気づかされました。
他の企業様のある個別コーチングをしている社員が、相談をしたいと私個人に連絡してきました。その企業様では、いつでも相談にのります、ということも込みにしましょう、となっているので、その方もご存知で、「友達は信用できないところがどこかある。それは私の問題かもしれないけれど、人間不信のようになっている私には、今はちゃんと職場との契約で、本音で話せるsmilecoachさんが、唯一信じられる人です。だから、聞いてほしいし、正直に言ってほしい。」と言われました。
契約をして、責任を持って接してくれるからこそ、信用します。役割に対しての信用であることは、少し淋しいなと感じましたが、この人にとっては、責任としてもちゃんと正直に感じたままも伝える私を信じてくれている、ということが心の支えになるのであれば、それも嬉しいとも感じました。
役職が責任を与えてくれるところが大きいのかもしれません。
人として信頼してもらえるようになるのには、私の普段の関わり方やあり方をもっと磨いていく必要があるのかもしれませんが、確かに、責任が発生するのは、仕事上であれば契約が結ばれる事、役職や役割が与えられること、などは大きな部分であり、その責任が発生することによって、より突っ込んだ関係性も育むことがあるんだということを改めて感じました。
考えるきっかけを下さった企業のご担当者様、経営者様、対象クライアント様に感謝しつつ、私自身が、契約によって「他人じゃなくなる」からこそ、そこに責任が発生し、堂々と関われるんだということを思うと、そのような機会をいただいていることにも感謝しかないです。ありがとうございます。
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