無駄に見える必要な雑談

チームでメンバーのプライベートを聞くのも、時代の流れでし辛くなっているようですが、ワークライフバランスと言いながら、仕事でライフについての話題を全くしないのも違うんだろうなと感じました。

ある組織で、マネジャーが部下の趣味も含め、良く知っているチームAと、仕事上の話ししかしないチームBがありました。
どちらも成果は同じように出ていました。

が、違ったのは、イベントやプロジェクトをするとなった時の取組み姿勢でした。チームAは、普段からどんな事が好きなのかを知っているので、やれるかどうかよりもやりたいものも含めて、役割分担も積極的にスムースに行われました。
しかし、チームBは、何がやれるのかを確認しあって、役割分担に凄く時間がかかりながらも役割分担を終えました。

その後のプロセスに大きく違いが出たのですが、チームAは凄くアイデアなどが積極的に出て、チャレンジングな仕上がりになっていきました。
チームBは、ゴールを決めて、そのゴールに向けて通常の業務の合間をぬって仕事をするように、期限ぎりぎりにゴール達成を果たしました。

どちらも求められた成果は達成しているのですが、チームBは無難な仕上がりで時間を割いたにも関わらず「有難う」で終了。メンバーは疲労感が残ったと仰っていました。
チームAは、仕上がりも予想以上であると評価され、打ち上げも催されるほど達成感・高揚感を感じていました。しかも、その後も継続してこのプロジェクトを続けていきたいとメンバーから意見が出て、継続まで決まりました。

たまたまかもしれないと思っていたのですが、チームBのリーダーが、Aのリーダーのようにもっと私が、その人達の能力などだけではなく、プライベートの趣味嗜好まで知っていたら、違っていたのかもしれない。私が見ていたのは業務だけだった。人を観ていなかったのかもしれない。と教えてくれました。

その後、チームBのリーダーも、今まで無駄と思っていた雑談に参加してみます、と宣言通り、参加されていらっしゃいます。
結構楽しそうにされている様子が印象的でした。

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