経営者の役割の一つとして大切だなあと感じたこと

先日、ある経営者にお会いしてきました。
6年前に関わり、5年計画を共に立て、部下を巻き込んで更に計画を目標へと落とし込んでいきました。その後、違う関わり方をして5年が経ち、成果報告をしてくださったのです。

そこから凄く素敵だなと感じた事、嬉しいことがありました。

まず、嬉しかったのは「あの時に無謀だと思っていたし、目標は高い方が良いと描いた目標は余裕で達成することができました。」とのご報告でした。

お会いするときに、もしかしたら、と思い、当時の話し合いのメモも持って行っていたのですが、その内容も確認しましたが、全てクリアどころか、上回る成果を上げていらっしゃいました。
コロナ禍でもすぐに影響する職種ではなく、どちらかというとこれから影響を受けるのかもしれないとは仰っていましたが、いづれにしても、マスク越しでも解るお互いの笑顔。本当にうれしさを分かち合わせていただけたことにも喜びを感じました。

その後、改めてこの5年間のご苦労をお伺いすると、「私は正直、皆が働きやすい環境を作るだけです。新しいことにチャレンジしたいといえば、経営判断はしますが、概ね『やってみたら』と投資も時間も使っていいよと言ってきました。環境に関しては、(中略)などなど、たくさん社員達のためにやってきたんです。おかげ様で、当時の問題でもあった離職者もほぼ居なくなり、新しい社員も増えました。」と仰るのです。

「私は任せる事が得意です。」と言い切ってしまうほど、従業員を信頼して、目標に向けて役に立つこと、環境が良くなれば更によくなると思うこと、挑戦したいことには、「いいよ」と賛同して、どんどん成長してきたのだと言います。

私との関わりがきっかけだったとは仰って下さるのですが、そのことに投資しようとしてくださったことも既に凄いことだと思うと、この経営者とその従業員たちだからこそ、成し遂げた成果だと感じました。

中小企業の経営者となれば、売り上げが下がれば、すぐに経営状況に影響が出るほどシビアなことが多く、本当にきれいごとではない事も多いのですが、売上が上がってきたからこそ、こうした「チャレンジしてみよう」「環境を整えよう」ということにも投資を厭わずできたのだと思います。

そして、その経営者のためにお伝えすると、全て「いいよ」と言っているわけではないです。それがどんな目的のためなのか。その先にどんな影響をもたらすのか。費用対効果は企業である以上、しっかり判断をされていらっしゃいます。

とは言え、「ある程度の判断を委ねてみる」「挑戦を本当に推奨する」「環境を整えることで働きやすい場を提供する」というのは、経営者の役割としても大きいことを改めて感じさせていただきました。

「5年経ったし、また次のステップに関わってよ。これも任せようとしちゃっているんだけどね(笑)」と、報告も含めて、私を巻き込んで下さるところにも、愛情を感じました。

私自身、外部でありながら、ずっと気になって見守り、仲間であるつもりで居る企業様の一つです。
その企業様との繋がりを最初に作って下さった、他の企業様の経営者様もこれまた素敵な方なのですが、今日はお会いした経営者様に経営者の役割について、教えていただいた気がしましたので、ここに載せさせていただきました。

6年前から関わらせて頂いたこの企業経営者様に、更に巻き込んでいただける事が何より嬉しく感じています。感謝しかありません。ありがとうございます。

そして、私も巻き込んでいただく以上、この経営者様のビジョンに私が外部としてだからできる役割を担って、関わらせていただけたらと思います。
本当に、素敵な経営者様達、数々の企業様に定期的に関わらせていただいておりますので、これからもたまにご紹介させていただきます。

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