職場の当たり前に気づく難しさ

3月に入ってから、リアルで行う研修も徐々に増えてきました。
昨年、リモートでやってみて、リアルとリモートを混合でやりたい職場。やはりリアルが良いという職場。リモートで充分効果があると感じた職場。など様々ですが、中には昨年は中止をしたために、改めて研修の必要性を感じて行いたいという所も多いようです。

そんな中の一つの企業様A社に伺いました。私は講師として依頼されたのですが、お仕事を依頼された企業はB社様で、その先にお客様企業A社様がいらっしゃいます。

そのような環境下での仕事もあるのですが、今回は自分がどう関わっていいのか分からず、気を逸してしまったことがありました。
職場の当たり前と言うのは、気づきにくいものなのだなと言うことも改めて感じた事でした。

今日は、その「職場の当たり前には気づきにくい」ということについてのみお話しします。
続きの私の反省は明日にします。

それは、研修終了後に起こりました。

私が研修を終了し、片付けをしている間に、改めてA社のご担当者様が、受講者たちに挨拶をしました。

その話の中で、最近話題にも良くなります性別に対しての発言があったのです。

が、ご本人は気づく様子もないのですが、明らかに私は気を付けているせいか反応をしてしまいました。でも、B社のご担当者様も近くにいらっしゃるのですが、B社の方も気づく様子もありません。

「あれ?このA社やB社にとっては、それが当たり前になっている考え方なの?」

研修が終わり、私としては耳にはしているけれども、口をはさんで良い立場ではないし・・・。気づいていないなら伝えた方が良いのだろうか?と悩んでいるうちに挨拶も終了し、解散となりました。

受講者たちは若い方々ばかりです。きっとお気づきになった方も多いと思いますが、下を向いていらっしゃって様子を伺い知ることはできませんでした。
しかし、快く感じない方もいらっしゃったカモしれないと思うと、あれだけニュースなどで取り上げられている「男性はこうあるべき。女性はこうあるべき。」という発言に気づいていないというのは、A社やB社では、反論する人も居ない(或いは言えない)ほど、蔓延した考え方なのかなと想像してしまいました。

それが、良い悪いは、改めて判断するにしても、まずはそういう発言を「無意識」に伝えているとしたら、まずは気づいて、それでも、私達はこの考えを大切にしているというのであれば、「意識的」に使えばよいのだと、私は考えています。

ただ、気づいていない「無意識」な状況に気づいて、それでよいのかどうかを改めて考える時期に来ているのではないかと思うと、「当たり前」であり「無意識」な事に気づくというのは難しいんだなと改めて感じました。

だからこそ、その様子をフィードバックしてくれる第三者が必要なのかもしれないと思いました。
その第三者が自分だったと思うと、私がちゃんと関われなかった事に対する反省も大きいです。
これについては、続きとして、明日書く事にします。

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