見ないフリも時には必要

ある完璧主義のリーダーと話して居て思いました。
時には見ないフリも必要なんだなろうなと。

部下にも厳しいので、部下は成長はするけれど、自己効力感の凄く低い方々が多くて、しかも仕事が作業化しているように見えてしまいました。そのことは何度かお伝えしたことがあるのですが、間違えてはいけない仕事なので、仕方ない。と言うことでした。

その方の上司も心配していらっしゃったのですが、上司はその状態も見ないフリをされていらっしゃいました。
そして、最近になって、上司がリーダーの部門に対して、完璧主義なだけ信頼もできますし、仕事を更に増やされたのです。

その時にリーダーが上司に伝えたのは、「これ以上やると、全部は見切れないので、仕事に見ないフリしなければならないことが出てきてしまいますよ。」と。
上司にとっては、願ったり叶ったりだったようです。が、リーダーは悩んでしまって、私に連絡をしてきました。

私は、話を伺った上で、「どの点を見ないフリをしますか。」「どの点だけを押さえておけばよいですか」ということを伺うと、唸りながらも考えて、「以前も言われたけれど、必要ないと思っていたし、自分が責任を持つ以上、しっかりやりたいと思っていたけれど、部下たちは、窮屈だったかもなあ。私は、上司に自由にやらせてもらっているのに、部下だけ縛っていたのかも。悪かったなあ。」と仰ったのです。

「とりあえず、初めてのことだから上手くいくか解らないけれど、ちょっと我慢しながら、見ないフリしてみます。」と仰っていました。今日から始まる新しい取組み。
どんな風にリーダーの良い点も活かしながら、部下を活かしていくのか、凄く楽しみです。

そして、リーダーの言葉を聞きながら、私自身もそんなステップを踏んだ事があったことを思い出しました。
リーダーの変化によって、部下にもどんな影響が出てくるのかも楽しみです。

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