始めと終わり

始める事があれば、終わる時が来る、と私は小さい頃から思っていたようです。どうやら、当たり前だと思って口にしてなかったのですが、そうばかりではないと考える方が多いと気づきました。

私は、個人事業主ではありますが、今の新しい仕事をやるにあたって、家族とかなり話をしました。
研修などは親の不幸があっても、「不幸があったのですみません」と当日に言えるわけでもない、と覚悟しなさいとメンターに教えられました。だからこそ、そうであっても良いのか、自分だけで抱えきれず、家族にも相談しました。

また、始めてすぐに法人化を考えましたが、続けた先を考えると、果たしてその先がイメージできるのか、というと自信がなくて、個人事業主のまま。(だからこそ、法人にした方には信頼が与えられるのだろうとも思います。)

始まるからには、終わり方までのイメージを想定してしまうのです。

人生もそう。
私は生かされた人間だからこそ、人生を終える時に何を残していけるのか。どういうなくなり方をしたいのか。

願ったからと言って、そうなるわけではない事は重々承知してますが、ネガティブな私らしいのかもしれませんが、終わりも想定してから始まっているようです。

仕事を拡大するとしたら、そのあとを誰に引きついでもらうのか。お客様にはどうあってほしいのか。
本当に、想定通りになることなんて一つもないのに、なぜ想像するのでしょうか。これこそ思考の癖なのでしょうね。

あるオンラインの集まりがあった時に、経営者になられてまだ数年の方が早めに入られていて雑談の中で、お話ししたときに、どんな会社にしていきたいか聞かせてもらっていたんですが、ふと聞きたくなってきて、
「いつ頃までトップとして経営に携わっていきたいですか。」
「後継者になってもらいたい方って、どんな方ですか。」
と伺ってしまい、びっくりされてしまいました。ああ、自分の思考の癖を押し付けてしまってはいけないなあと。

穏やかな方だったので許されたと思いますが、私の思考の癖だったことに気づいた瞬間でした。

あなたにも、自分には当たり前だけど、「えっ、これって私だけ?」ということってありませんか。
ぜひ聞かせてほしいです。

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