盛り上がる会議のコツ

発言がない会議と盛り上がる(発言が多かったり、内容が濃くなったりする)会議の違いとは何でしょうか。

普通の会議を行っていても、発言がない会議にはどんな状況があるのでしょうか。
・既に結果がぼんやり決まっている形だけの会議
・声の大きい人や、上下関係の上の人が発言力や決定権を持っている会議
・準備がない会議
・どこに向かっているか分からない会議
・参加させられている気分の参加者が集まった会議

様々な問題の結果として、「発言したって仕方ない」という思いにさせられしまうことも少なくありません。
しかし、盛り上がる会議ができる時というのは、どこか違います。
・目的やゴールが明確であること
・終わり時間がはっきり明確であること
・上下関係がないこと
・言ってもよい雰囲気作りができていること(信頼関係も含む)
などは、以前にもお話したことがあると思います。

それに加え、「リアル」であること。
うわべだけではなく、本当のこと、今起こっていることを扱っているのかという部分が重要な気がします。

昨日も経営者の会議がありまして、お話をしました。現在職場で起こっている事を「リアル」に話してもらえると、他の人からもリアルな似た話が出てきたり、それに対してならこうしているよという成功例も出てきたり、どう考えればいいかなど、別の視点からも話が重なります。
結果として、そこに居る人達は非常に自分達の事を頭に思い描きながら、その場に参加できているのです。

まるで「調理」をするときのようです。
なべを作ろうと思った時に、新鮮な素材が一つ並べられると、あれもこれもと別の素材も合いそうなものが想像しやすくなるだけではなく、新鮮なものを素材として提供したくなってくる。
そこで、何鍋にしようかと更に考えが巡らされて、最後の形になっていく。

「リアル」であればあるだけ、イメージを持ちやすいからこそ、発言しなければではなく、発言したくなってしまう状態にさせることができるのではないでしょうか。
そこで、「この素材は駄目」という否定をしなければ、それがまた新たな味を加えて、さらに深みを増す。

盛り上がる会議には「リアルさ」つまり、話される内容の鮮度が重要な気がします。その鮮度はみんながイメージしやすいものであるように、進行役は準備することが必要なのでしょうし、事前に準備させる事も大切なのだと思います。

盛り上がる会議にはときに「そうは言ってもさ」ということも入ってくるでしょう。しかし、それもまた「スパイス」になってくることでしょう。
リアルさをいかに出せるのか。
ちょっと視点に加えてみていただきたいことです。

あなたの参加する会議の鮮度はどんな感じですか。

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