多数派が正しいとは限らない

職場で多数の考えが一致していると、そうでない考え方の人達を自然に排除しようとしているんだなあと感じる場面がありました。
が、お互いの職場での存在意義をプラス面として話そうという中で、「違う意見だからこそ価値がある」という話も出てきました。
でも・・・

ちょっとでも話が進むと、その人をいかに変えていこうか。になってしまいます。
その状態をフィードバックすると、とても良い議論がそのあとに行われました。
「違うから価値があると思うのならば、その意見を取り上げるために、どういう場があればよいのか。」
「こういう場面では、誰が最終判断を、どういう基準でしていくのか」

すると、違う意見を持っている人が、「であれば、こういう場面は、とにかくこう考えるようにします。」など、ただ違う意見を言うのではなく、歩み寄る発言も始まりました。

今まで、何となく対立していた雰囲気が、笑顔で全員が意見を交わし、けれど言いたいことは遠慮なく言える場になっていました。
大きかったのは、お互いの存在意義を先に確認できたことにあったとは思います。
が、これからの変化が楽しみになってきました。

多数派の人が話してくれたのは、「違う方向に進んでも突っ走っちゃうときに、ある意味、ちょっと待って、それでいいの?と考える場を作ってくれるのが、少数派意見の人なのかもね。じゃないと、私たち、思いっきり違う方向でも走りそうだもんね。違う!じゃなくて、ちょっと待った!ってまず止めて。」と少数派の人達にリクエストもされていて、今まで何となく言いづらそうにしていた、少数派の人達の表情が明るくなったことが、今後の光のように見えました。

一緒に進んだり、止まったりしながら、歩み続けることができるのが、これからも楽しみなメンバーです。

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