リーダー役と、天然リーダー

昨日は毎年関わっているリーダー塾のたしか8ヶ月目のセミナーでした。私は毎年1ヶ月目と8ヶ月目に違うテーマで関わりますが、毎年メンバーの雰囲気が全く違うのです。それはなぜなのでしょうか。

毎回、10ヶ月も関わっていく人達なので、すごく親しくなっていく様子は同じなのですが、何が違うのか。構成メンバーによる変化なわけですよね。ではどんなメンバーが場を造っていくのでしょうか。

毎年リーダー役がいらっしゃるのですが、自然にその場では自然とリーダーにふさわしい人が選ばれ、リーダーをされています。そのリーダー像がまず期によって違うということでもあるのではないでしょうか。こういう人がリーダーにふさわしいというリーダー像が違うために、実際にリーダーになる人が違っていくのです。

そうなると、その期にとっての「天然リーダー」のリーダーシップが違うから期の雰囲気も変わってくるという事ではないでしょうか。
あえて、天然と言うのは、職場のように役職として選ばれた人で、部下に選ばれたわけでもない人は「リーダー役」として役割を行いますが、リーダー塾のリーダーは、理想だったり仲間から選ばれた人であるという意味で、自然にかもし出しているリーダーシップが評価されているという点で、違うと思ったので、あえて分けました。

リーダー役は役割がなくなったら、普通の人になってしまうかもしれません。しかし、天然リーダーは期が終わっても慕われる方が多いのではないでしょうか。
つまり、役割としての割りきりではなく、普段からリーダーなのだと思います。

そして、その普段のリーダーのカラーが仲間に影響を与え、期のカラーが出来上がっているように感じました。
あとは、コミュニケーションの取り方が偏ってなく、いろんなタイプのメンバーがいるのかどうかでも違うように感じます。その都度そのメンバーのよさを表現できる場を作れるリーダーの期は、個性がありますし、こうしようと問いかけテイクリーダーの期はまとまりがあります。

どれが良い悪いではなく、それぞれの期のカラーがありますが、天然リーダーの共通点としては、その受講時間以外の関わり方がメンバーを大切にし、話しかけ、話を聴いていく人が多いという事ではないでしょうか。
今日もお会いできますが、更に分析をしてみたいと思います。

(参考)以前、松下幸之助さんの部下だった方からうかがった話。

松下幸之助さんに言われました。高圧的なリーダーが居て、メンバーがいやいやついてきているようなリーダーがいらっしゃったときに、松下さんはそのリーダーに向けて仰ったそうです。「お前が退職をしたら、それでもあなたに相談に行く人が居るだろうか。この役職を降りても、当時の部下に相談されるような人が真のリーダーだと僕は思う。君はどうかな」と。

この言葉は私が以前の職場でリーダーをし始めてから聴いた言葉でした。
今回の天然リーダーはまさに、真のリーダーなんでしょうね。

あなたは、リーダー役ですか、真のリーダーですか。

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