エネルギーを与える関わりと奪う関わり

エネルギーを奪う関わりと、与える関わりは紙一重かもしれません。

競争心のある人には、ライバルが居た方が良いかと、ある上司が「●●さんは××をしているよ。」と、競争心に火をつけようとしました。
が、この疲弊した状況下のためなのか、普段なら「私だって」と火が付くはずの人が、「どうせ私なんて」と、それまでも頑張っていたにも関わらず、その言葉以降は、全く動かなくなってしまったんです。

関わりがあり、その部下に話を聞いてみると、「人が見えない状況下で、自分のできる限りの事をして、負けないようにやってきたのに、負けているよ。と言われたようで、エネルギーを吸い取られたようだった。今は他の事も全てやる気になれない。」と仰っていました。

上司のせいでもない、本来はその部下自身の問題なのでしょうが、「この人にはこの言葉が良い」と今までの関わりで得たものが、状況が変わったことで、再度相手を見直す機会にしないといけないのかもしれません。

私自身も対面でしていたセッションもWebとなっていて、相手の環境も私自身の環境も少し変わっています。
自分自身と向き合うことも忘れず、相手の状況の変化も含め、改めて決めつけをしていないか、じっくりと今目の前に居る相手と関わってみたいと思いました。