気力で勝負!は健康である時の言葉

気力で勝負!という言葉は健康な人にかける言葉であって、健康出ない人には自分ではコントロールできない事でもあることを知っておかなければならないと思います。ヤル気がないように見える人も日頃からそうなのか、それとも急に、徐々にそうなのかを見極めたいものです。本人が気付いてないうちに健康を害していないか周りから教えてあげることもできるのではないでしょうか。

敢えてこのことを話すのは、健康を害した人の心の叫びを聴いたからです。「自分ではどうしようもないのに、何もやらない、やる気がない、気力が足りないなどと言われて、ただでさえストレスが原因だと言われているところに、自分でコントロールできないものをどうしたらいいのか、焦ってしまって逆に悪くなってしまっています。どうしたらいいんですか。説明しても、その時は大変だと分かってくれても、次の瞬間には伝わってなかったことが分かるんです。治療と言っても薬を飲むだけしか今はないので、他にどうしたらいいんだろうか。」

悲痛な叫びでした。私も気力で何とかなるならと無理して動いた経験があります。でも、結局その後がひどいことになる。分かっていてもやるしかないと決めるんだけれど、結局、そういう時は無理しているのもばれましたしね。

健康であるということは大切なのですが、健康でない人をいち早く見つけて、本人に伝えてあげられたらそこまでひどくなるうちに病院に行かせてあげられたのかもしれません。

仮に、話してくれた人のように既に健康を害してしまった人は、きっと職場に来ている事だけでも本当はすごいことなのでしょうね。けれども、仕事の相手は待ってくれませんし、健康がどうのという事は関係ありません。お客様にご迷惑がかかるのであれば、自ら休むという選択肢も選択できることを知っておいてもよいかもしれません。

上司や同僚は、責任において職場に来ているのだとしたら、その事も認めて、仕事が出来ているのであれば、健康について「今は、どういう状態なのか」「その後どうなのか」などと、健康に気を遣ってあげることで、その人の状態を気にしてあげられると良いかなと思います。

ちょっとしたことなのですが、健康を害した人と話したことで、自分が健康を害していた時のことや、部下が風邪を引いてしまった時の声かけを思い出しました。声かけしだいで、本当に相手の自覚が変わるんです。「気力が足りない」と言うよりも「その後大丈夫?」と声をかけた時の方が、相手も自分の体調と会話をすることができていました。自分の状態を自覚することができるんでしょうね。結果として、休みをとって直すことに専念できたり、体調が悪い事が周りに伝わっている事を自覚して、「自ら」治そうと思っていました。

他人から無理矢理「治せ」と言われると、ストレスになるだけなのに、自分から「治そう」と思えると治癒力に変わるような気がしています。医者でもないので、体験と先ほどの方の話から思うことでしかないのですが、ちょっとでも相手のためにできることであれば、してみたいと思いませんか。

体の健康も、心の健康も、同じではないかと思います。

健康な人にはわからなくても、その人は自分の体と既に闘っているのですから、応援してあげたいものですね。私も気をつけたいという意味で、あえて書かせていただきました。

あなたは健康ですか。周りの人は健康ですか。あなたの一言が相手を苦しめていませんか。

コメント

  1. できることを一生懸命やっていたら、イイじゃないですかっ。
    一生懸命やっている自分を誉めてあげましょう!\(^o^)/

    できないことを考え出すとキリがありません。そして、どんなに考えていたって、やれなきゃ何にもならないんです。
    「うつ」だったときの自分がそんなでした。そんな経験も貴重なものだナと考えられるようになった今の自分。
    関わってくれたすべての人に感謝したい。

  2. coachsmile より:

    ガリレオさん

    体験がある人の言葉だからこそ、その人の心にも響いてくれると思います。ありがとうございます。

    >関わってくれたすべての人に感謝したい。
    こう言ってもらえる関わりを自分はできているのだろうかと、自分を見直すきっかけにもなります。

    そして、私も自分が不健康だったときに関わってくれた人達には本当に感謝しています。

    相手の気持ちは分からなくても、分かろうとする。それが大切なんだろうなと思います。

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