伝える時の言葉選び

「自分がどう見えているのか教えてほしい」と言われて、どの部分についてなのかを確認した後に、率直に伝える事になりました。
そんな時、ネガティブな事も伝えてほしいと言われたら、あなたならどう伝えますか。

伝えながら感じたのは、凄く伝える時にもエゴがあるということです。
「怒らせないかな。(怒られたくない)」
「伝えたらどんな反応するのだろうか。(その後が付き合いづらくならないようにしたい)」
も単純にありました。もちろん、
「どう伝えたら、相手のためになるのか」
「どの部分を言う事が一番、相手のためになるのか」
など、聞かれた以上は相手のためになることを考えながら伝えるのですが、先にエゴがあるように感じたのです。

相手のために言葉を選ぶ前に、自分のエゴのために言葉を選ぼうとすると、相手には結局曖昧に伝わってしまったり、裏側の意図を探られる事になってしまうのではないでしょうか。

「ストレートに言って」
と改めてリクエストをされて、言葉を相手のための言葉選びだけに集中して伝えてみると、「ありがとう」と。

凄く恐れていたであろうことは全く取り越し苦労で、言葉を相手のためだけに集中して伝えた方が、相手にも伝わり、すんなり受け取ってもらえました。
ただ、きつく言ったということではありません。
「○○は良い点だとも思いますが、○○が出すぎている時には、私には××に感じる事があります。」とお伝えをしました。

私には××と感じる。という伝え方は、Iメッセージと言いますが、私が感じている事をそのまま伝える時に敢えて「私には」と前置きをして伝えました。相手が受け取りやすいように。

その点を注意しただけで、あとは率直に伝えると、「そう見えているのかあ」と案外あっさりと受け取られていらっしゃいました。

この方の場合は、自分が「知りたい」という思いがある時なので受け取れたのであって、万人がこうして受け取れるわけではないでしょうが、欲している時には、率直に伝えるだけで、相手には欲しい言葉になるのでしょうね。

コーチング以外の場面でも、同じようにフィードバックが使える事を解りましたし、何より伝える時には、結構自分のエゴが見えるものだなと感じた体験でした。

あなたも、相手が欲している時には、相手のために率直に伝えてみませんか。

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