聴くって大変なんです

先日、ある企業様でコーチングの研修を行いました。
企業内で使えるように、とにかくまずは聞いてみましょう。と練習をしたものの・・・。

形はできました。
が、その後にテーマがあると、「きいているフリ」になってしまうのです。

私でもあります。子供にも「ちゃんと聞いてよ」と言われる時もあります。だから、完璧に身につけているつもりでも、聴けてない時はあって、まだまだなあと思うこともたくさんあります。

だからこそ改めて思います。
相手の事を集中して聴くことの大変さ。

集中すると本当に頭に血が上ります。
メモもとることさえままになりません。

本当に聴くことの大変さを痛感します。何を伝えたいのか。どんな考え方でそこに至るのか。何が事実なのか。何を感じているのか。
相手の事を少しでも聴こう、知ろうと思えば思うほど、真剣になり、集中し、長時間の集中にも限界があり、改めて聴くことの大変さを感じるのです。

その集中が途切れた時に、「きいているフリ」になってしまうことがあるのです。
決して聞いていないわけではないし、内容も伝わってきているけれど、相手に興味が持ち続けられてない事が自分で感じられます。
さすがに、コーチングのセッションはそのような事はほぼないですが、それでもたまに、思わぬ環境音があると、集中が途切れたり、さっきまで聴いていた事を一瞬で忘れてしまって、今聞こえている事が上の空になってしまうこともあります。

改めて、相手はこの状態をどう感じているのだろうか。と気になって、少し「話したいこと話せていますか」などと聞いてしまうこともあります。

本当に聴くって大変です。
コーチング研修の話に戻りますが、だからこそ、まず「大変なんだ」という事に気づいて欲しいなと思って、トレーニングをします。
すると、大変な事に気づいて、練習をしてくださるようになります。

ちょっとコーチングの聴くって、相手に興味を持って聴くことなので、普段の「話の内容を聞く」というのとは違うという事を少しお話したくて、真面目にコーチングの事を語ってしまいました。

私もまだまだできていないですから、自分への戒めも含め、大変だけど、集中して聴こうと思っている気持ちも一緒に共有させてください。

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