言葉は一方通行じゃない

多くの人から色んな経験を聞かせてもらったり、その人しか知らない事を見せてもらったりしていると、その中の言葉がすごく深く聴こえてくることがあります。これは「言葉」そのものではなく、誰がその言葉を発しているのかという事が掛け合わされて意味を成すのかもしれないと思います。

そうは言っても、自分の中では二つの意味があると本当は思っています。
一つは先ほど言ったように、誰が発した言葉なのかということ。その人の人柄や経験と共に伝えられる言葉が深く刻まれること。
そして、もう一つは、今の自分にとって何か意味を持つであろう言葉が発せられた時に何となく気になること。

もしかしたら、一つ目もタイミングによっては受け取れないことがあるとすると、両方のタイミングがあった時なのかもしれません。

しかし、上司の言葉などを聞いていたときに響いている言葉というのは、その人が意識しているからこそ今があるんだなと感じるときだったり、日頃から尊敬できる人だからこそ一つ一つの言葉が響いてきたり・・・。きっとその人自体に興味を持っているという事なのかもしれません。
だからこそ、一言がすごく重要な言葉に思えます。

とある研修担当者が仰いました。「自分の体験してない事を語る講師の人が居ますが、全然響かないんですよね。僕達の業界の事をわかって伝えてくれる言葉と、通り一遍で伝えられる言葉じゃ、全く言葉の意味が変わるンですよ。」自分の中では、納得できることもありました。だから私が呼ばれたんだなと分かりました。しかし、私はあえてその言葉をリーダーに置き換えていました。

一緒に考えてくれたり、一緒に取り組んでくれるリーダーには人がついていきます。けれども、ただ口で言っているだけのリーダーには反発する人も多いです。「言っただろ!」と部下に言ってみても、部下には聴こえてないのです。新しいリーダーは、一緒にやってきた経験があるからこそ伝えられることだってあるのに、急に伝える言葉さえ変えてしまいます。相手を理解し、伝えてあげるというステップを踏めば伝わる言葉も多いのではないかと私は考えています。

一方通行にみえる「言葉」も、実は一方通行じゃないんじゃないかというのが私の思いです。

あなたはどんな言葉を発していますか。
それは相手にどんな風に伝わっているのでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました