「あなたの役職は今月からリーダーです、と言われても、何が変わったわけじゃない気がして、そうですか、と言ってました。」
あるリーダーの言葉でした。
そのまま名前だけリーダーだったAさんが、研修に来てくれて、午前が終わって伝えてくれた言葉でした。
「部下はどう思っているんだろうか?」
「Aさんは、リーダーになって本当に何も変わってないのだろうか?」
など、お昼の間に色々考えてしまいましたが、午後のAさんは、乾いたスポンジが水を吸収するように、凄く熱心に参加されていました。
1日を終わってみると、研修のグループの中でも記録係を進んでされていたり、周りの人のされていることをマネしてみようとメモをされたり、と熱心に関わっていらっしゃったのです。
役職が与えられても、何をどうするのが「リーダー」なのかを、この日に初めて意識したのだそうです。
一日が終わって、Aさんに再度確認をすると、「自分の部下にどのように接するか、日々の関わりは気にしていたけれども、そのことがどう影響するのかなどは、気にしてなくて、今日、ヒントをたくさんもらったので、やれることがいっぱいある事に気づきました。」と言いながら、「今までの仕事はどうするんですかね。まずは、そこから変えていかないと、余裕もなくなりますね。結構、リーダーって事を軽く考えていましたが、やることが沢山ある事に今気づいちゃいました。帰りに考えながら、明日から実行します。」と、鼻息荒く帰っていかれました。
リーダーも意識が大切なんだと改めて気づかされました。
コメント