部下の育成に必要なポイント

経営者やリーダーと話していて、本当にそうなのかな？と思う事があります。それは「働いている理由」です。

やる気のない部下が、それでも働いているのはお金のためだ！と仰る方が多いのです。本当にそうなのでしょうか。それは表面的であって、では何のためにお金が欲しいのか。
「家族を支えるため」であれば、家族を大切にされている方かもしれません。毎日同じ生活を定期的に繰り返し、安心したい人も居ます。コーチングをしていて、深く聴いていってみると、本当にいろんな言葉がでてきます。そんな価値観もあるんだって事があります。

仮に「この人はお金のために働いているんだ」と思うことがあったら、その人に対する見方は偏ってしまうでしょう。どの会社でもよくなってしまうでしょう。
けれども、この部下はここに居るんです。そこにも意味があるはずです。

育成する時に、こうした個々の「働く意味」を理解し、その意味をたまに問いかけたりするだけで、部下は成長をしていくことも多いです。ただし、先ほどの「お金」のように、表面的な理由に留まってしまうと、部下は心を開かないどころか、そうした付き合い方になり、結局辞めていってしまうかもしれません。

せっかく出会い、今ここにいてくれるその人に興味をもって、その人を育てるためにも「働く理由」にも目を向けてみませんか。