休むってどういう事なんだろう?

「休む=休息する、穏やかにする」だと思っていましたが、日頃楽しいと思っていることを休む必要があるのだろうか。ふと疑問に思ってしまいました。本当に休むことって必要なのでしょうか。

こんな事をたまに考える私ですが、その時点で日頃楽しいと思っていることの動きを止めていることに気付きました。
改めて「休む」を辞書で引いてみると、休息以外にも、寝に入る、動きが止まるなどもありました。よくよく字を観察すると、木に人がもたれかかっている「一休み」って意味なんだなと思いました。

日々楽しいと言っても、本当に楽しいことばかりかと言うとそうではなく、苦しい事もあります。けれども「この苦しさの後には・・」と思うと希望があるから苦しさも楽しみに感じているだけです。研修講師も前にでている時はもしかしたら華やかに見えるかもしれませんが、準備には相等の時間と地味だといわれそうな作業があります。けれども「参加する人のために今私ができることを精一杯しよう」という思いが準備作業も何ともなくできます。反対にその準備時間もワクワクする時間に入ってきます。
こう考えてみると、楽しいからこそ意識しないと時間を忘れて眠れなくなってしまいます。そこで意識して「休む」ようにしている自分が居る事に気付きました。
また、一つのことを止めて、違うことをする時間があることは、一つずつ「休ませている」のかもしれません。

この休む時間がなかったとしたら・・・。

3年ほど前まで、私はずっと3時間以内の睡眠でやってきました。しかし、体調を崩すことが増えたために6時間寝ることにしました。その3時間の差は最初はストレスでしかなかったのです。やりたいことが3時間分減るのですから。
けれども、6時間眠るようになると、今まで悲鳴をあげていたであろう身体が「もう少し休ませて」と声をあげることに気付けるようになりました。進む仕事量は減ってしまったけれど、あのままの私だったら、今果たして元気に人前に立って居られたのでしょうか。
そう思うと、今は体の声を聴いて休むときは休むようになれたことが良かったと感じます。

ならばなぜ、今「休む」という事が何なんだと思ったのかですよね。
子供が休みのたびに走るようになったんです。日頃も走っているだろうに、休みなのに・・・と思っていたのですが、今回調べてみたことで、子供なりに「いつもの生活を止めてみている」んだなと分かったのです。つまり子供なりの「休む」行動なんです。

テレビなどで休みの日に寝転ぶ親も、いろんな意味があるんでしょうね。
いつもの流れを止めてみる意味。体を意図的に休ませる意味。そして厄介なのが日頃無理をしているからこそリラックスする意味。
最後の意味に関しては、体を休ませるというよりは、心の休息なんですよね。緊張が解かれるときなのでしょうね。

しかし、ごろごろしていると怒られてしまったりしたら辛いですよね。
「休む」にはいろんな意味があります。その人がどんな休み方をしているのか、観察してみないと分からないこともあります。自分自身でさえ分かってないことがあるのかもしれません。

いつもとは違う視点ではありますが、
あなたの休む意味って何ですか。

ちなみに私は時間がもったいないと思う人なので、どんな時間にも意味が欲しかったりするから、こういう発想になっているのかもしれません。
最近の休みは、そんな意味に「瞑想の時間」と名づけました。あえて何も考えない時間です。ただ心の赴くままに意味なくいる時間もいいものだなと思っています。何かを止めているとしたら「思考」かな。

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