リーダーの言葉の大きさ

リーダーがどういう言葉をかけたら、どんな影響があるのか。
良い影響のお話はしますが、逆もあるんですよね。

ある期間、任意団体のリーダーをさせていただいていたのですが、失敗をしたことがあります。
リーダーの前は、ずっとサポート役でしたので、私はサポート役としてメンバーに関わり、悩みも聞いてきて、辞めたいという人たちも話をきいて、踏みとどまっていただいてました。

リーダーになっても、その役割は私がしていたのですが、これが良くなかったなあと思うことがあったのです。
リーダーと自分の進退について話すということは、「辞めます」と言い切って「そうなんだあ」と私が認めた時点で、その人の辞める事が確定してしまうという事なんですよね。

必死に話をしても、意思が堅かったので、仕方ないと思って、受け入れて、その人は団体を抜けました。

その方と久しぶりに話をする機会が最近あって、話をしていると、「あの時にsmilecoachさんが、サブリーダーのままだったら違ったのかもしれません。リーダーと直接話をしてしまったので、後から戻ろうかなって思った時に言いづらくて・・・」と。

私は、その人の告白を聴く最近まで、私がしたことの大きさに気づいていませんでした。
申し訳なさと、相手に対しての影響力の役職による差を痛感しました。
私が最後通告をしてしまったんだ・・・。

私もその任意団体からは離れてしまっているので、何とも言えないけれども、その人は私が離れたからこそ話せました、と仰いました。
リーダーというのは、役割ではあるけれど、その役割の人の発する言葉や、その人との関わりによる影響力は、役職が一つ違うだけでも、大きな大きな違いがあるんだなと感じました。

リーダーに認められる事は大きいという良い面ばかりを取り上げてきたのですが、逆の影響力も大きかったのです。

リーダーというと組織のリーダーと考えがちですが、親としても同じです。
子供に与える影響はどんな影響を与えているのでしょうか。叱った時、怒った時は?褒めた時は?

自分が知らないうちに与えてしまっていたリーダーとしての大きな負の影響・・・。
今でも話してもらえたことに感謝しかありませんし、私が出来るのは謝ることだけでした。

せっかく話してくれた事をこれから活かしていきたいので、お恥ずかしい話しですが、ここに書かせていただきました。
今は、コーチや講師として、そして親として、考えてみると多くの場面で、やはりリーダーとなる場面はあります。
もう少し、自分がどんな影響を与えてしまっているのか、しっかり受け止めたいと思います。

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