コーチングは与えあい

昨日は有難い事に、早朝から色んな方々とコーチングセッションをしておりました。
こういうコーチングに染まる日があるのですが、多くの人と話せば話すだけ、刺激を受けることもたくさんあります。

「聴くことって疲れませんか?」と聞かれる事もあるのですが、疲れると思うことがないと言ったら嘘になります。集中して聴くのは疲れます。
けれども、それ以上に相手と刺激を与え合うような状況って楽しいなと感じているので、疲れ以上に楽しさが勝っているのでしょうね。

改めて、コーチングは与え合うものなのだなあと感じる今日この頃です。

講師をして、コーチをして、最近はコンサル的な依頼も多く、時に自分が与える側のような位置づけにされがちですが、どの役割であっても、相手から刺激を受けることは沢山あると感じています。特に、コーチングは、本当に「聴く、問いかける、聞こえたままを伝える」という事ですが、本当に相手からいただくものの多い時間だと感じる事が多いです。

最近思う事が、私が今悩んでいるような事が、クライアントさんにも起こっていて、そのプロセスをご一緒させていただくことで、私も勉強させていただきました。

「時間管理について考えなくちゃな」と私が感じているときに、たまたまクライアントさんもテーマが「時間管理を見直して・・・・」などと、同じような視点を持っていらっしゃることもありました。

ただ、気をつけなければならないのは、同じだからこそ「一緒に悩む」のではなく、クライアントさんがなぜ「時間管理」という点に注目したのか、他に方法はないのか。もしも時間管理であれば、それによってどうなりたいのか、どうしたいのか。
私自身が考えて一緒に悩んでしまうのではなく、クライアントさんの考え方や今後について、相手の話をしっかり聴くことが、結果として相手の考えを整理し、行動を促す事になる可能性があるという事です。
私自身は、その関わりの中で、結果として自分にも勉強になる点を見つける事もあるのです。

相手に考える視点を提供し、私も相手から得るものがあるという状態は、まさに与えあいではないかと思うことが多くなりました。

まだまだ相手が見えてない点はどこだろうか?と考え続けながら、見えてない視点をプレゼントする事は磨き続けないといけない部分ではありますが、「与えあっている」というあり方は大切にしたいと改めて思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました