変化を欲張らない

色んな場面で思うのは、変化が大きければ大きいほど、反動も大きいということです。
それが、本人に対する反動だけではなく、周りに出ることもあるというのが厄介だなあと思います。

例えば、仕事が急に忙しくなったとします。
リーダーはなんとかその忙しさの中、手を尽くすしかなく、対応しているうちに毎日が過ぎていきます。

けれども、リーダーの忙しさ故に、メンバーが「話しづらくなる」「怒りやすくなる」などという事が表面化した時には、周りはできるだけリーダーを避けたくなってきます。

そんな時には、メンバーから話しかけづらいわけですから、相談も減っているのに、リーダーは気づかない。
結局、ことが大きくなってからリーダーの所に報告として表出してしまい、また怒ってしまう。

そんな循環が、「今までよりも話しかけづらなくなった」「怒りっぽくなった」という変化に気づく間もなく、忙しさに追われてしまった結果として、周りへの影響という形で出たことに気付けないで居る事もあります。

仕事ですと、常に変化していくことが自然と求められてきますが、急激な変化は、良い結果だけでない歪みを生むこともあります。
そのことを覚悟しておく必要があると受け取れる事を、ユダヤ人の教え、という本の中で見かけた事がありました。

それが怖いと思うのでしたら、変化を欲張らず、少しずつ変化していけば、その反動は小さく、変化に順応しやすいのかもしれません。

ライフイベントなどが、衝撃的なのは、こうした反動が一気に押し寄せる瞬間なのでしょうね。
その際には、覚悟があります。結婚、出産、周りの人の生死に関わること、などなど・・・・。yお
その積み重ねで大きく変化していけば良いのかなあと思いますし、もしかしたら大きくなくても良いのかもしません。

だからこそ、私は小さな小さな改善活動が好きなのかもしれません。
反動は、自分に「なれるまでのやりづらさ」を運んで来る時もありますが、慣れたら良い変化だけが残ります。
周りへの反動はそれほどないように感じています。

ちょっとずつ、ちょっとずつ。。。
それでも良いのではないでしょうか。

大きく変化したい時には、周りにも大きな影響がある事も、覚悟しておいた方が良いかもしれないと私は思っています。

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