相手の立場には立てない

相手の立場になって考えてみよう!と言われたことはありませんか。
でも、正直な所、難しいですよね。

であれば・・・

相手の立場に立とうと思うと、相手のことを知らないと相手にはなりきれません。
どんな環境で育ったのか。
どういう考え方をする人なのか。
どんな事が得意なのか。
自分のことをどう思っているのか。
などなど、あげたらキリがない位、私達は、「相手」のことを知りません。

なのに、安易に相手の立場にたとうとすると、自分の私見が思いっきり入ります。
例えば、好きじゃない人だとしたら、嫌いな人が考えそうな事をその人に当てはめてしまったり・・・。

身に覚えはありませんか。

だったら、立場には立てなくても、まずは相手の事を知ろうとするだけでいいんですよね。

先日、「私の事を解ってくれない」と仰っている方がいらっしゃいました。
まるで昔の私のようです。
相手に解って欲しいようで、相手の事をあまり良く思ってもいないようです。

そこで「あなたは、相手の事をどのくらい解っているのでしょうか。」とお話をすると、長い沈黙が・・・。

「私の事を解って欲しいと思うあまり、相手の事を全く解ってなかったです。
 なんで、わかろうとしないのか。
 想像してみると、いつも忙しそうで、私を見ている暇がないのかもしれない。
 でも、私は解って欲しいとだけ思っていて、相手に手伝おうか?の一言さえ、声をかけていない。
 そんな私の事をわかろうとするはずないですよね・・・。」

小声で呪文のように言いながら、もう少し判ってもらうために、相手のことをわかろうとしてみようかな、と仰っていたのが印象的でした。

私自身も、自分に精一杯の時期は思います。
でも、そういう時ほど、相手のことを見るというのも大切なのでしょうね。

あなたは、相手の事をどのくらい知っていますか。

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