リーダーは話を聴くのが苦手?

リーダーは本当に話を聞くのが苦手なのだろうか?本当はそうではなく、聴くことはできるのだと私は思います。
しかし、聴くことを邪魔してしまうものがあるだけで、他の誰とも変わらないのではないでしょうか。

昨日(2010年8月21日)は、経営者の方々とアクションラーニングを体験していただく研修を行いました。その場面で、相手の話を真剣に聴いている皆さんがいらっしゃいました。
人は話を聴く力がないわけではないのだと思います。
では、何があるのか。

知識が豊富なために「それはこうに決まっている」「ああ、こういうことね」と話しの先取りや、答えの先取りをしてしまい、その後の話に興味がなくなってしまうだけなのだと思います。

昨日は、意見が自由に言えない状況に皆さんストレスを感じながらのスタートでしたが、徐々に話しを真剣に集中して聴けるようになり、仲間と質問をし合っていました。

参加された皆さんも「普段、こんなに話聞いてなかったんだな」「意見ばかり言っていたのかも」という感想が聴かれて、自分達の数時間の体験に驚いていらっしゃいました。
「今まで、部下や仲間の成長や参加意欲を奪っていたのは自分だったのかも」という気付きは、参加された皆さんに大きな衝撃を与えていたようでした。

話しを聴くのが苦手ではなく、聴けなくなってしまう状況があるだけなんですよね。
リーダーだけではなく、親や先生、職場でも上司なども同じかもしれません。人の話を最後まで興味を持って聴けるのか、途中で聞くことをやめてしまっているのかの違うだけなんですよね。
自分とは違うという前提で最後まで聴いてみると、また違う発見があるのかも。そんな気持ちで聴いてみるのはいかがでしょうか。既にあなたに聴く力はあるのですから。

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