多くを一度に望まない

自分が本当に欲張りだと思うこと。
全部やってみたい!という好奇心。
じっとしていられない。
だからってわけではないけれど、選択するくらいなら、両方手に入れる方法はないかを考えてしまう・・・などなど。

それ故に手に入れられたものもあるけれど、反省もあります。

一番の反省は、周りを結果的に巻き込んでしまうことです。

「周りに迷惑をかけないようにしたい」と思いながら、欲張りが故に、結果として周りに協力してもらわないと出来ないこともあって、協力をしてもらってしまう。
それが、私にとっては「協力」という言葉を使っていても、周りにとっては「余計なこと」なのかもしれません。

先日も、そのことが解り、少々凹んだことも・・・。

しかし、その問題点は、「欲張り」な部分以上に、「速く」両方と思ってしまう事でした。
先日の話ではないですが、速度を求めると、大きく変える部分があります。一人だけなら良いですが、それに巻き込んでいる相手が有る以上、急な変更は相手にとっては良い迷惑な事だってあるのではないでしょうか。

それを、私本位で「協力してくれた」と思い込んでいる事で、とんだ勘違い・・・。
勘違いを埋めるのは、「会話」しかないのに、その「会話」の時間さえ取っていなかった事に気付かされました。

「こうしたい」という思いは口にするのに、「今は苦しいんです」「今も感謝しているんです」という話をするのが苦手だったのです。
先の事なら語れるのに、今の感情を語るのに抵抗があったように思います。

でも、言わなくちゃ解らないこと。聞かなくちゃ解らない事。お互いにあるはずなのに、そんな当たり前の事もせず、未来ばかり語っていたように思いました。

多くは一度に手に入るわけではない。
その準備や、周りとの話や、厄介にみえる事が凄く大切なのは解っているはずだったのに、ちょっと勘違いしてしまっていました。

体調が悪いこともありましたが、「今頑張らなければいつ頑張るの?」「今やらなくちゃ明日はない」なんて、自分を追い込んで、一人であれもこれもやろうとしていたように思います。

でも、結局できなくて、落ち込んで・・・。
私はなんと独りよがりだったのでしょうか。

周りに助けて欲しければ、助けたくなるような振る舞いが必要だったのに・・・。

悶々としていたときに、「傲らず、周りに相談してみましょう」と言われました。まるで見ぬかれているようでした。でも、その通りです。どこかで相談しているのは先のことだけ。今の気持ちを打ち明けたり、苦しいと言うことができなくなってきていたように思います。

それが言えて、やっと先ほども話したような、本来大切にすべきことを改めて再認識できました。

母によく言われていました。「どっちにしようか迷っている」というと、「どっちもやりたいんでしょ。同じことを思っている人がきっと居るだろうから、失敗してもやってみたら?協力はするよ。」と。

協力は得るものです。そこに勝手にあるものではありません。
悩んでいると打ち明けたから、協力をしてくれると言ってくれていた母。「今」があって、「未来」がやってくるのですよね。

今の気持ちや、悩みも共有できる環境を作っていくことができなかったら、先はない。
多くを一度に望まないようにする、というよりは、そうしたいならば、今のちょっとした「会話」によって、「感情」なども共有する時間を惜しんではいけないと思いました。

子供にも、どう関わったら良いか迷っていると正直に話しました。
すると、彼女なりの気持ちも話してくれました。一人で悩んで試行錯誤するよりも、娘の事が少しでも判れば対応も変わります。
「多くを手に入れたいけど、無理だから何かを諦める」のではなく、欲張りさんらしく、更に今できることから始めてみようと思います。
「速く」ではなくなっても、どれかを諦めるよりもずっと私らしいと思います。

多くを望み続けたいからこそ、諦めない。今できることをプラスする。
そんなお得な日々にしていこうと思います。私らしく^^

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