いくつになっても変えられる

先日、90歳近いの経営者にお会いしました。
その方が仰っていたことが印象的でした。

創業者で、軸を持っていて、社員を大切にしているんだけれども、どうも強要しているように見られてしまう。今時のなよなよした人たちにどう指導していったら良いのか悩んでいるから、何かヒントが欲しいと、講演に参加してくださっていました。

そんな講演の後に、その方が近づいていらっしゃって、「今日は参考になりました。ありがとう。」とお話しかけくださいました。
お話しを伺っていると、「自分の考え方は間違っていないとわかった。でも、言葉掛けがいけなかった。社員の事を考えているつもりでいたけど、自分がそうされたらどうかまで考えてなかった。社員の気持ちも考えて、言葉を変えていかないといけない。でも、今更私が変えても、年齢も年齢だからびっくりされる。変えてみるのも変えてみるけど、まずは息子に今日の話をして、息子にも一緒にやってもらう事にする。言葉のかけかたは難しいなあ。ほんと、今日は考えさせられたよ。やってみるから。今度できたら連絡するから。」と。

私の講演がどうかは別として、90歳近い方が現役で経営をされていることだけでもすごいなと尊敬してしまうのに、その方が私のような若造の話を聴いて、自分の考え方はなかなか変えられないけど、言葉を変えてみようと思えるなんて、凄いですよね。

かなりびっくりしてしまいました。

今は息子さんが一緒に経営をされているのですが、息子さんにとってはこんな方がお父様だと、やりにくさもあるのかもしれません。いくつになっても成長されているのですから。
けれども、同じやり方でなくても、行動を共有していくことで、何か一緒に変えられるとしたら、是非少しの共有できる部分だけでも、共有していっていただけたらなあと思いました。

いくつになっても変えられるというのは、何度も感じることですが、凄く強く感じられたことだったので、ここに書かせていただきました。
出会いに感謝です。
そして、その後のお話しが伺えることを楽しみにしていたいと思います。

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